Vol.787「有事のアドレナリン」(メールマガジン「人事の目」より)

「451091 5656」。知人からのメッセージです。

“仕事無い。ゴロゴロ”。

確かにそうですね。対面が前提になっている仕事は、人から人への感染予防となると
影響を受けざるを得ません。とあるホテルでは稼働率が10%を切ってしまい、交代で
長期の有給消化をしているとか。残念ながら接客サービス系はどうしようもありません。
休暇といってもどこにも行けず。まさにゴロゴロの毎日のようです。

ホワイトカラー系の仕事で、在宅勤務で実態はゴロゴロという人も多いのではない
でしょうか。私的にはゴロゴロはOKです。アウトプットをきちんと出し、一緒に働く
メンバーに迷惑をかけないのであれば、在宅勤務中にゴロゴロしようが、風呂に入ろうが
問題ないと思っていますので。

ただ、だからといって「ゴロゴロ」だけでは時間がもったいないです。今は、これまで
“時間がないからできない”と思っていたことをやる絶好のチャンスです。

3月27日に「オンライン環境下でのOrganization theater(通称ROT)」のトライアルを
やってみました。以前「10日で病院建てるプロジェクト」としてやってみる、と書いた
ものです。やれました!メルマガの読者の方から5名の方にご協力いただき、実行できました。
いろいろ課題も見えましたが、かなりおもしろいものができました。しかし、これはまだ
α版。4月中にβ版のトライアルを開催します。(日程が固まりましたら、改めて参加者の
募集を致します。ぜひ、ご協力をお願い致します!)

ZOOMなどによるリモート会議も積極的にやっています。こういうものは“慣れ”ないと
“良いか悪いか”の評価はできません。まずは数をこなしてみませんと。オフィスの中で
秘書のSさんにZOOMで話しかけて、超ハウリングしましたがめげません。

その昔、立ち上げようとして“早過ぎたサービス”がありました。それを2020年版として
再起動させようと企んでいます。トップマネジメントチームを客観的に精査し、
チームとしての実力を上げていくものです。当時、米国で同様のことを考えてい連中と
このサービスをBoardworksと名づけ、国内でも「取締役イノベーション」なる書籍も
上梓しましたが、正直早過ぎました。(なにしろ1999年でしたので。)

当時はコンサルタントの目線だけで考えていましたが、自分自身が上場企業を含めた
複数の会社の経営を経験し、このサービスの意味を深く理解していたことを思い出しました。
トップマネジメントチームの後継者選びは個人とチームの両方の視点からやるべきなのです。
さもないと未来を見据えたキャスティングになりません。このことをデジタルの力も借りて、
改めて提言していこうと思っています。

1999年当時、トップマネジメントチームに必要な力として以下の9コンピテンシーを提唱していました。

1.知識の幅を広げ活用する力
2.戦略的に思考する力
3.財務的に洞察する力
4.政治的に働きかける力
5.組織のビジョン、戦略を決める力
6.組織のビジョン、戦略を浸透させる力
7.ステークホルダーの利害を調整する力
8.学習し、変革することにコミットする力
9.誠実に行動する力

このコンピテンシーは今の時代でもフィットしていると思います。
あとは具体的な行動例のアップデートです。

このほか、やったりやらなかったりしていた朝のジョギングを定着させようと先々週
くらいから毎朝走っています。しかしながら、急にやったので右膝と足首を少々痛めました・・・

Amazon Primeの映画も観ています。時節がら「アウトブレイク」(ダスティン・ホフマン主演)、
「インフェルノ」(トム・ハンクス主演)は、まず押さえました。Kindleも大活躍。
ふだんやらないECでの服選びもしてみました。

ということで、こんな時期ですが、かなり忙しいです。
(有事になるとアドレナリンがたくさん出てしまうようです。)

おまけー1:ZOOM会議でたまにアイスブレーク目的でこんなことを言っています。
「後ろの方は?その左上に見えている方のことですよ。」
たいてい、わははーで終わるのですが、先日、「あ、母です」と切り返されました。

おまけー2:いつもお世話になっているサロンのNORAのフィリッピン店の支援です。
https://nora0427.base.shop/ 

早速カット券を1枚購入。こういうのいいですね。

 

 

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