人事の目Vol.768「運気なるもの」(メールマガジン「人事の目」より)

田坂広志さんの新著『運気を磨く 心を浄化する「3つの技法」』(光文社新書)を
読みました。多くの人が感覚的に捉えている不思議な現象を田坂さんらしく、わかりやすく、
かつ科学的に解説してくれています。

特に興味深く読めたのは「シンクロニシティ」についての解説です。「シンクロニシティ」
とは人生において「不思議な偶然の一致」が起こること、と田坂さんは定義しています。

Aさんのことを思い起こしていたら、偶然Aさんから連絡がある、TVでリンゴ農家のニュースを
見入っていたら、その日のランチでリンゴのサラダを薦められる、とある専門職種の課題に
ついて話を聞く機会があり、関心を持った翌日にその業界から仕事の依頼がある・・・。
これらはこの1週間のうちに私自身が体験したことです。

これまでも、こうした「偶然!」ということは比較的多く起きていたのですが、この1年は
特に多いです。田坂さんによるとこれは良い運気の表れだそうです。どうして、この
「シンクロニシティ」なるものが起きるのか、しかも空間、時間を超えて起きるのか。
関心を持たれた方はぜひ「運気を磨く」を読んでみてください。

私は人のパフォーマンスを決める要素は3つある、と思っています。今やっている仕事に
直接関係する「特定スキル」、どんな仕事をするにせよ役に立つ「ポータブルスキル」、
そして「心のもちよう」です。このうち、「心のもちようの安定」がいかに人生に影響を
及ぼすか、「運気を磨く」を読んで、このことを再認識しました。

心を安定させる。そのために最も影響があること。それは自分の身近な人たちとの関係性
だと思います。家族、同じチームの上司、同僚、部下。ここに何らかの問題を抱えていると
明らかに心が乱れます。それが運気を下げ、結果として良くない事がたくさん起きてしまう。
おそらく体調も崩してしまう。自分自身の過去を振り返ってみるとその通りでした。

身近な人であればあるほど自分の期待する姿であることを望みがちです。しかも、
その期待を明確に伝えることなく。“わかってくれるはず”という甘えも出がちです。
伝えたつもりで伝えていないことも多々あるはずです。そうであっても、自分が思ったように
動いてくれない、反応しない。こうしたことでイライラしたり、不満を溜めこんだり。
それが心を乱れさせ、運気を下げることになるのだと思います。

会話、メール、SNS、自分が思ったような言葉が返ってこない。自分が思ったタイミングで
返信が来ない。ここで違和感を覚えます。それが2回、3回と重なるとその人に対して
ネガティブな想いが膨らんできます。違和感の時点でなんとかしておきたいですね。
ネガティブな想いにまで成長させてしまうと、その収束は大変です。

違和感を覚えた時点で「自分と違って当たり前。そういうものだ。」と自分に言い聞かします。
声を出せるなら口に出してみます。その上で、その人が自分にとっていかに大切か。
それを考えます。考えている間に違和感が消えてきたらOK。そうでなければ、
口に出してみたり、それを書きだしてみます。その上で、できるだけ早いタイミングで
その人に会います。自分が違和感を覚えていても、相手は全く自覚していないことも
多々あります。笑顔を意識して話しかけてみましょう。これで大半の場合、解決できるはずです。

笑顔で話しかけても笑顔が返ってこない。ひどいことを言われる。そんなときは「相手が
大変な状態なんだな」と思うようにしましょう。どうすれば、その人の状況が改善されるか、
自分は何ができるか。そう思うようにしまそう。

心に静かな水面を。自分自身まだまだですが、折に触れ思い出すようにしています。
それが運気を上昇させるのだろうと思っています。


おまけー1:新幹線こだまのグリーン車は「朝からビールと柿の種」の人比率が高いです。
特に9号車。

おまけー2:ハロウィンの”Trick or treat!“
(お菓子をちょうだい。くれなかったら悪戯しちゃうよ。)子供の場合は”お菓子をちょうだい“
ですが、大人が言うと「もてなせ、いたずらしちゃうよ」になるので、TPOをわきまえないと
セクハラになります。

 

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