Vol.469 文句マン(ウーマン)

Never complain !(文句を言わない)

「前向きな毎日」を過ごすための「魔法」です。

意見を求められたときに、ダメ出し癖がついている人が結構います。
特に管理職や職業コンサルタントにこの傾向が顕著です。改善点を言うことが
仕事だからです。

「***はいいんだけど・・・、(ダメ出し)(ダメ出し)・・・」

こういう展開のコメントになりがちです。

職業柄しょうがないのですが、ダメ出しが求められていないときにも、
これをやってしまうと、ただの「文句の多い人」(めんどくさい人)になります。

話題と言えば、誰かについての”否定的見解”ばかり。レストランに行けば、
何がまずい、サービスが悪いと・・・と至らない点を並べ立てる。何か物を買っても、
ここが悪い、あそこが気に入らないと・・・、まあ文句が多い。

一言で言うと、”文句マン(ウーマン)”です。

そこに悪意がないのはわかっています。良くなってもらいたい、期待に応えて欲しい
という想いが高じて”文句”になっているのもわかっています。洞察力や観察力、
感度が高いからなせる技であることもわかっています。

しかしこれ、あまりに毎回だと周囲の人はさすがにいい気持ちがしません。

周囲の大人たちは適当に合わせていますが、それも程度問題。直にできるだけ
関わらないようにしようとなります。まず、”文句マン(ウーマン)”は「飲み会」に
誘われなくなります。そのヒトが来ると説教系、文句系の話が多いとわかるからです。
(めんどくさいですよね)

一方で”文句マン(ウーマン)”はその性質上「飲み会」的なイベントは好きなので、
自分で主催します。最初はつきあいから参加している”普通の人々”も、だんだん
“文句マン(ウーマン)”の会には行かないようになります。そのうち、来ているのは
“文句マン(ウーマン)”だけ、というそれは恐ろしい会になります。

私自身、気をつけないと”文句マン(ウーマン)”に変身することがわかりました。
自分はそんなことはないだろうと思っていましたが、先日、気の置けない人から
“文句ばかりだ”と諭されてハッとしました。まだまだ修行が足りません・・・。

で、”Never complain!”。これを常に意識することにしました。

改善指導が必要な場合でも、そのヒトの良い面をピックアップするようにしました。
仕事がうまく回らないことあっても、誰かのせいにしたり、誰かの不出来を
嘆かないようにすることにしました。

嘆いていても何も変わりません。しかも、嘆いているネガティブな想いは
自分の精神衛生上よろしくありません。嘆いている暇があったら、自分で前向きに動かす。
こっちの方がいいですね。

結果として、誰かの仕事についても、自分がやってしまうことになります。
その分の工数(消費時間)は増えます、しかし、その”誰か”が大人であれば、
そのことに”気づきます”。次からの動きが変わります。当人を前にしてグダグダ
何かを言っても、お互いにネガティブな想いが沈殿するだけです。

例外があります。大人になる前の”見習い”に対する対応です。

この段階の人はまだ視界が狭いので、”やってしまう”と自分の至らなさに気づかない
可能性が大です。その場合には改善すべき点をはっきりと伝えるべきです。しかし、
そこで”ネガティブな感情”を付帯させてグダグダ言ったり、”どうせ・・だから”とか、
“いつも・・・だ”とか余計な一言はなしにしましょう。コンプレイン(文句)ではなく、
アドバイスでいきましょう。

ところで、”文句マン(ウーマン)”の中で最も難儀なのは、”自分はこんなに
努力しているのに報われない”という怨念系の”文句マン(ウーマン)”です。

“報われない”には理由があるはずです。そこを自分は常に正しい。自分が
報われないのは自分以外の誰かが悪い、世の中が悪い、と思っている、そういう
“文句マン(ウーマン)”にたまに遭遇しますが、これは正直手がつけられません。
気の毒だなあと思います。

迷惑ランキングで上位なのは、”文句マン(ウーマン)”の年配者です。年配者になると、
同じことを何度も言う傾向がありますが、”文句マン(ウーマン)”にこれをやられると
困ります。今、名古屋から帰京中のグリーン車の中ですが、後ろの席の”年配文句マン
(ウーマン)”がずっと同じ文句を延々と話しています。隣の席の若者辛いだろうな。
(新横浜過ぎても続いていたら、「ええかげんにせえ!」と言おう。(文句ではない)

おまけー1:身体を軽くしたいと考て、ジムでパーソナルトレーナーをつけたはいいが、
なんだか身体が大きくなってきた感じ。体重も一向に減らず・・・この作戦、失敗かも。
 (・_・) (文句ではない)

おまけー2:トレーナーにこのことを(文句ではなく)言ったところ
「身体を作り変えているのですから、そりゃ時間がかかります。で、6か月コース更新しますね?」

おまけー3:家の前で建物の取り壊し作業が着々。結果としてゴキブリが異常発生。
(逃げてきているのだ・・・)ゴキブリホイホイ理論で言うと、信じられない数が
いることになります・・・(文句ではない)

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