Vol.511  株主総会なるもの

6月27日にイー・キャッシュ株式会社(東証マザーズ:3840)の株主総会とその後の

取締役会で、同社の代表取締役CEOに選任されました。今後、Indigo Blue社長との

二足のわらじになります。

イー・キャッシュという会社は、沿革を見ていただければわかりますが、上場以来

ダッチロールを繰り返し、墜落しそうになるとファイナンス施策で際どく浮上。

これを繰り返してきた会社です。これを「正常化」します。

Indigo Blue取締役の瀧谷知之さんが同社の代表取締役COOでパスの中心的存在。

彼との二人三脚になります。

まずは社名を7月1日付でパス株式会社と変えます。本社も神谷町に移動します。

定款も変えました。全てリセット。これからです。

Indigo Blue事業はもちろん継続です。こちらもいろいろ企画が立ち上がっています。

(パスとの間に資本関係はありませんが、「柴田励司の構想」としてはつながっています。)

パスを具体的にどうしていくかは、今後はIRを通じて発表していきます。

なにしろ上場企業なので。

昨晩のイー・キャッシュ(パス)の終値が244円。時価総額が20億2千4百万。来年の

株主総会後の時価総額が楽しみです。

株主総会と言えば、あの決まりきったやり方に違和感があります。あれをなんとか

したいと思っています。

過去に取締役として数社の株主総会の檀上に登りましたが、どうもあのやり方は形式的で

好きになれません。私が招聘されるような企業はどこもややこしい課題を抱えている

せいもあるのですが、「株主vs.取締役」という構図がいけません。そこに壁があります。

せっかく年に1度の総会なのですから、株主と取締役が気楽に一緒に会社の未来や夢を

語る場にしたいものです。

株主からの本質的な質問に対して、事務局(弁護士団)が差し出すメモに沿って形式的に

返答する議長、企業価値の向上とはほど遠い個別の関心事から質問・発現する株主、

(最近では少なくなりましたが)総会屋的な動きをするために来ている株主・・・。

何があっても予定していた通りに議事が進行していく・・・。

この“形式的な感じ”を変えたいのです、

私がイメージする株主総会はこんな感じです。

・2部構成。第1部はこの1年間の取り組みと今後の戦略についてのプレゼンテーションとQ&A、

第2部が議案の決議です

・第1部が肝です。会社の代表者からわかりやすくプレゼンします。「こういう狙い」で

「こういう戦略を立案」して「実行した」ところ、「どうだったか」。その結果として

「業績」はどうなったか。ここをできるだけ、わかりやすく話します。その上で、今後、

「どういう狙い」で「どのような戦略を立案して」「どのように実行して」

「どういう結果を目指すか」。これについて話します

・このファシリテーションを「社外取締役」が担い、株主や監査役との対話を活性化させます

・会場は円卓で、各テーブルに会社の幹部がつき、テーブルごとに議論し、質問に答え

、テーブルでの議論を全体で共有します

・その後休憩をはさんで、第2部の決議に移ります

・決議も拍手ではなく、挙手か電子投票システムで

・お土産は華美なものではなく、株主にその会社の応援団になってもらうような記念品を用意

こんなフォーマットでやってみたいなあと思っています。

おまけー1:体験型ケーススタディ(Organization Theater)の制作プロセスを活用して、

Story to Organization Theater(SOT)というサービスを始めることにしました。きっかけは

この6月で代表を退かれた某経営者との対話から。

“自分はこれで退くが、自分がトップとして関わった大事故、トラブルの対応経験を自社の

DNAに伝承したい。”

「Story to Organization Theater」 は“組織としての学び”を“体験型ケーススタディ”の

題材にし、 社内の関係者に疑似体験させるトレーニングプログラムです。

(“組織知”の伝承を図ることは経営者の責任の一端です。ご相談ください。(^_-))

おまけー2:京王プラザ時代の上司で、このたびパスの常勤監査役をお願いしたFさんが

自慢していたお菓子です。これは本当に美味しいと思ったのでおススメ。

http://keioplaza-shop.com/shop/item_detail?category_id=17666&item_id=71615

おまけー3:行くぜ、大分!

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