1082号「空白の時間のススメ」(メールマガジン「人事の目」)

昨年11月、
上級管理職を対象とした異業種OT
「飛竜門」を実施しました。

2日間、仕事から完全に離れ、
他社のメンバーとOTに取り組む企画です。

ちなみに異業種OTには、
初級管理職向けの「昇竜門」、
非管理職(若手)向けの「登竜門」もあります。

先週、
この「飛竜門」のフォローアップとして
陶芸体験を企画しました。

「なぜ陶芸?」
そう思われるかもしれません。

「飛竜門」に参加する方々は、とにかく忙しい。
会社でも、家でも、やることが尽きません。

人の話を聞き、
判断し続ける毎日。
常に何かに追われています。

インプットは減り、
アウトプットばかりが増えていく。
これまで積み上げてきた
「経験資産」を
原価償却しているような感覚。

次第に、
何を見ても、聞いても、
感動しなくなっていきます。

この状態が続くと、老けます。
見た目だけではありません。
精神的に老けていきます。

疲れが抜けず、
挑戦意欲が落ちる。
周囲を動機づける力も弱まっていきます。

「自分」が少しずつ失われていく感覚です。

一方で、
同じように忙しくても、
軽やかに仕事をこなし、
常にエネルギッシュな人もいます。

その違いは何か。
鍵は「空白の時間」です。

仕事からも、
生活からも離れた、
自分だけの時間。

この「空白」が、
自分を取り戻すきっかけになります。

この感覚を、
短時間で体感してもらいたい。

忙しさの中で失われがちな
「立ち止まる力」
「感じ取る力」。

それを回復させる方法として、
陶芸が最適だと考えました。

正解も、
効率も、
成果も求めない。

何も考えずに、
ただ手を動かす時間。
それが脳を休ませてくれるだろう
と考えました。

初めての試みでしたが、
参加者全員から
非常に高い評価をいただきました。

私自身の「空白時間」は毎日の早朝です。
コロナ期に生活を完全に朝型に切り替えました。

4時半から5時に起床。
軽く家事を済ませ、
コーヒーを片手にベランダへ。

季節によっては、
朝焼けが見えます。

人影はほとんどなく、
チャットも鳴らない。
とても静かな時間です。

その後、
考えを整理したり、
アウトプットを作ったり、
ChatGPTとの対話から学んだり。

1時間半から2時間、
集中して仕事をします。

これが、
私にとっての「空白の時間」。
自分を取り戻す時間です。

「自分を取り戻す」。

これは、上級管理職に限った話ではありません。

特に、新入社員に必要だと感じています。

4月に入社し、
1か月ほど研修を受け、
ゴールデンウィーク明けに退職する。

そんな新人が増えています。

急激な環境変化に、
心が追いつかない。

刹那的に、
「辞める」を選んでしまう。

ゲーム世代的には、
リセットなのかもしれません。

しかし、
社会に出てすぐ
「うまくいかないからリセット」を覚えると、
その後の社会人人生も
同じことを繰り返してしまいます。

そこで、
新人の「5月病」対策として、
新しいプログラムを企画しています。

陶芸体験に加え、
ひまわりの
播種、定植、採花を組み合わせた内容です。

詳細は、追ってお知らせします。

新人研修をご担当の方は、
ぜひチェックしてみてください。

おまけー1:毎年行っている厄除け神社の御祈祷。
本殿を出るときに一礼し、顔を上げると目の前の知らないおじさんが頷く。
(このおじさんに一礼したのかー)

おまけー2:某高級ホテルのレストランで
スタッフのインカムから結構なボリュームで音漏れしています。
「インカム、うるさくないですか?」 と私。
「大丈夫です!」ボリュームマックスの返事をする女性スタッフ。




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