・・・それとも、「仕事」という字のごとく、”人に仕えること”としてやっていますか?
“自分が主とする仕事”をどっちでやっているか。
これによって、人生が変わってくると思います。
もちろん「自分ごと」でやった方がいいに決まっています。その方が楽しいですし、
失敗したとしても、自分でやったことなので、ある意味あきらめもつきます。
疲労しても疲弊しません。
不健全なのは、とんでもない指示だなぁ・・・と思いながらも、嫌々実行。結果も散々。
責任は自分に来る、という展開です。何とも言えない不条理にストレスは溜まる一方。
これを、”サラリーマンだから仕方ない・・・”で済ましていては、自分の時間がもったいないです。
なんでもかんでも「自分ごと」として取り組み、思い切りやる。
本質的なことを押さえたら、指示を待たずに動く。これでいきませんか。
かつて、優れたリーダーの方々にその秘訣をお聞きしたところ、ほぼ全ての方が
このスタイルでした。若いうちから、このスタイルで仕事に取り組んできたところ、
次々にチャンスが与えられ、現在のポジションに至る・・・と。振り返ってみると、
その時々の成果は、その後の評価にあまり関係がなかったようです。
つまり、失敗したとしても、”評価されている”ということになります。
上から、やたらめったら指示がくる。そのどれも腑に落ちない指示ばかり。
でも対処しなくちゃいけないから忙しい。「自分こと」で動く余裕がない、
という声をいろいろな企業、団体で聞きます。
その”やたらな”指示が来る前に動けばいいんです。指示を出す方は、
動きが遅いと感じているので、”このままだとマズイだろう・・・”ということで
指示を出すわけです。ですから、彼・彼女にそう思わせる前に動く。そのスピード感が大事です。
「自分ごと」だとやばい!と思ったら、即動きますよね。誰かから何かを言われる前に
動きますよね。仕事でそう動けないのは、まだ「自分ごと」になっていないのだと思います。
「自分ごと」にしましょう。
ヒトの評価は、形変われど、昔から、”デキる”かどうか、と、
“自分ごとでやっている”かどうか、の2軸です。
“デキる”かどうか、というのは、地頭(じあたま)の良し悪し、経験による習熟の差、
スキルの巧拙、周囲が一緒に働きたい・応援したいと思わせるような
人間的な魅力があるかどうか等で決まります。
但し、これだけでヒトの評価は決まりません。そのヒトが仕事を
“自分ごとでやっているか”どうか、ここを気にしています。
ちなみに、”自分ごと”については、「主体性」「当事者意識」「積極性」とか
「Initiative」「Ownership」などのキーワードで表現され、みなさんの周囲でも「大事だ」
と言われているはずです。(たいていの評価表に書かれています。)
「自分ごとでやっているが、”デキる”とは言えない」 と「”デキる”が自分ごとでやっていない」
だと、前者の方が好まれます。応援してやろうという気になります。仮に今ダメダメでも、
自分ごとでやっているヒトには次のチャンスを~、という話になります。
“自分ごと”でやっていると、ONとOFFがある意味で関係なくなります。頑張っている!という
意識もないと思います。仕事がうまくいっているときこそ、精神的に最も健全な状態、
ストレス・フリーになります。ですから、”自分ごと”で仕事をしているヒトは、
ストレス発散はどうしているんですか?と質問をされてもピンとこない方が多いと思います。
それでも「OFF」は必要です。この場合のOFFとは身体を空っぽにして、
その後のインプットを進めるためのVacationです。
“自分ごと”でやっていると、そこには残業という概念がありません。
そういうヒトにタイムカード的な動き方を求めるのは愚策。”自分ごと”マインドに水をかけます。
会社のルールが旧態然としていたら、経営者のみなさん、ここは直しましょう。
さて、”サラリーマンはつらいよ・・・”で停滞感に悩んでいる方へ、
「なんでも自分ごと作戦」を採ってみませんか。活路が拓けますよ。
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おまけー1:柴田塾@大阪(10月6日~8日)、あと2席です。
http://www.indigoblue.co.jp/shibata-juku/event.html
おまけー2:ホテル時代、宴会サービス幹部だったMさんの更衣ロッカーのカギ穴が
接着剤で埋められるというイタズラが頻発。
Mさんときたら、仕事を終えるとまずロッカー内の浴室へGO。
その後、パンツ一丁にスリッパでロッカーに来て、「あ、鍵がはいらん」。この連発。
しかし、頭にタオルを乗せ、びよびよのブリーフ姿で「あ、はいらん」。いつ見ても笑えました。
イタズラする方が悪いのですが、少しは学習しろよー、と思っていました。
その3年後、オランダから帰国して、同じ風景を目にして、笑いがとまりませんでした。
(今週、あるきっかけでこのことを思い出し、今でも笑いが止まらなくなりました。)