“アラフィフの学び直し”「PHAZEリカレント1期」が6月30日に修了します。4月14日から、週4日の朝7時から8時の朝活でした。受講生30名の一日のリズムがだいぶ変わったと思います。
これからは定年70歳、健康寿命120歳時代になります。アラフィフはある意味で「折り返し地点」。折り返し後、自分の意思で楽しく仕事をしていくには、それなりの“実力”があった方がいいに決まっています。そのための「ポータブルスキルの磨き直し」と「心のもちようのリセット」の場を創ろう。これが企画の背景です。
多くの人が企業や団体に所属し、所属組織のミッションや計画達成のために仕事をしています。その組織の中での特定業務については熟練し、何の不安もないかもしません。ただ、全く異なる組織、職場で新しい仕事をすることをイメージしたときにどうでしょう?現在の役職が高い人でも不安が先行しませんか。
いわゆるリストラの際に、アラフィフはメインターゲットとなります。転職支援の名の下に“あなたの市場価値は1,000万じゃない。せいぜい400万です。現実を直視してください!”とコンサルタントから説かれ、プライドがずたずたになりながら再就職先を探し、再就職先でも息をひそめて過ごす。
こんな人生の晩年は寂しすぎます。そうでない人生のために、自分の意思で“実力”をつけておく。そういう場を創りたいと思ったのです。それが社会を明るくします。基本的には自分の意思と費用で参加できる場にしたい。それが社団法人による主催、朝活、40コマ11万円 となりました。
どんな仕事であっても基本は「インプットからアウトプットをつくること」です。情報を集め、人の話を聞き、それをわかりやすく表現する。そのためのスキルがポータブルスキルです。
インプットとしては「検索の仕方」「ホスピタリティ」「段取りの組み方」、アウトプットとしては「書き方」「「話し方」「表情の使い方」「ポジティブトーク」、「クリエイティブの覚醒」、これに「自責と他責のバランス」を考える。この9科目を水曜日の朝に受講してもらいました。
受講後は気づきや自分にとってのTake awayを48時間以内にメモにして講師に提出してもらいました。このプロセスがインプットからアウトプットをつくる実践練習にもなりました。
木曜日は何かに挑戦してきた人、挑戦している人合計9名のお話しを聞き、その問題意識、チャレンジ精神から刺激を受けてもらう「講話シャワー」。こちらも受講後、48時間以内に講師宛にメモを提出。
金曜日は受講生たちが自分の経験・生き様を15分のプレゼンテーションにして他の受講生に話す「経験を言葉に」。48時間以内に担当者に宛てて感想を提出。月曜日は柴田の選書30冊の中から一人1冊読んでもらい、本を題材に12分の授業をしてもらう「文献知の共有」。授業を受けた人が自分の周囲の誰かにメールでその本の推薦をしてもらいました。これもインプットからのアウトプットです。
これらの授業を3か月にわたり受講いただきました。受講者は役職も公的機関の責任者、上場企業の役員の方からフリーランスの人、中間管理職等さまざまでした。共通しているのは「学びを止めない」という意識。この意識は徐々に醸成されてきたように思います。素晴らしいです。
私の役割はプロデューサーです。今後は受講いただいた方々に世話人として運営にあたっていただくやり方を採りながら、アラフィフの学びの社会インフラにできたらいいなあと思っています。
第二期は7月14日開講。最後の説明会が6月28日の17時からです。ご興味ある方はぜひ。
説明会:https://peatix.com/group/9902168/events
公式サイト:https://phaze.jp/
おまけ:オンラインプログラムのために自宅近くに設営した配信スタジオで、正面の大型ディスプレイがチカチカします。設営担当のS氏に「このチカチカは・・?」と聞いたところ、「いろいろ調べています。」と返答。「もしかして、貞子系かも」と聞くと「もちろん、そっちも調べています!」と。さすがに私との付き合いが長い。
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