944号「備え」(メールマガジン「人事の目」)

ここのところ全国的に地震が多いですね。被害に遭われた地域のみなさんがご無事でありますように。いつ大規模地震が襲ってくるかわかりません。備えあれば憂いなし。できることをやっておきましょう。私も防災リュックを改めて購入しました。

仕事もそうです。備えあれば憂いなし。「備え」が大事です。

先週2度にわたり、仕事のやり方について聞かれる機会がありました。同時にいろいろなことを主導的にやっているようだが、その秘訣を教えてほしい、と。秘訣というほどのものではありません。一言で言うと「備え」です。

「備え」で意識してやっていることは「現時点でのタスクメモ」です。これを自分のために書いています。それぞれのタスクの現状とNext stepについて書き出します。これをすることで、「誰かの耳に事前にいれておくべきこと」「誰かに対してリマインドすること」「情報収集しておくべきこと」が見えてきます。「うっかり忘れていたこと」にも気づきます。さらに、いつ何をやるかをイメージしスケジュール化できます。この中にはトレーニングや読書、自習、プライベートなことも含めます。自分の時間を確保しないと日々飛んでくることへの対応で終わってしまいます。

この“いつ何をやるか”ですが、“いつ誰かにやってもらいたいか”についてもはっきりしてきます。周囲の人に“いつ頃、仕事を依頼するか”を前もって伝えることができます。これは周囲にしてみると助かるはずです。突然の依頼から予定を狂わされることがなくなりますので。

タスクメモを書くと精神的に楽になります。やらなくちゃいけないことがたくさんあるが手についていない。こんな状態になるとモヤモヤするものです。そのモヤモヤがなくなります。最近の私は、やっていることがあまりに多岐にわたるために、比較的短期間で「タスクメモ」を書かないとモヤモヤ感にやられそうになります。

やることがたくさんあるから「タスクメモ」を書く時間さえ惜しい。そういう気持ちになるのはわかります。ただ、その気持ちに負けてしまうと、“船底に穴が開いているのに、水をかき出すのに忙しくて穴なんか埋めてられない”という状態になります。一向に状態は改善されません。むしろ悪化します。

わずか30分、長くても60分あれば結構先まで自分がやるべきことが整理されるはずです。

この他にやっていることがあります。「企画メモ・進行メモ」を書くことです。自分の考えを整理するだけでなく、一緒にやっていただく方々に自分の展開イメージを共有するために書いています。これにより、“こういうつもりだった”、“思ったように動いてくれない”という不満を抱くことが劇的に減ります。自分が思ったようにスタッフが動いてくれない最大の要因は自分の考えをきちんと伝えていないことです。スタッフはいい仕事をしたいと思っているものです。ところが、「そこまで言わなくてもやれるでしょ」という甘えから、きちんと伝えず、結果として主体者本人もスタッフも不満を抱いて終わる、こんな展開になることが多々あると思います。それを避ける目的です。

「備え」は自分が楽になるためのものですが、併せて一緒に働く人たちへの気配りでもあります。備えあれば(周囲も)憂いなし。


おまけー1:PHAZEリカレント9期が5月17日開講しますが、あと1名足りません・・・ (+o+)
誰かー https://phaze.jp/r_entry/

おまけー2:中国人の知人から頭皮をマッサージしながら擦り込むことで“つるつる禿”がふさふさになる薬が中国にあると聞きました。1年、300万円かかるそうです。ふさふさ代として、1日8,220円を高いとみるかどうか。

おまけー3:コンビニでUMAの本を立ち読みしていたら、隣で同じ本が綴じてあることに気づいた小学生くらいの子供から、ものすごい疑いの目で見られました。(ちがいます。最初から開いてました!)



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