Vol.709「AI時代に活きる経験」(メールマガジン「人事の目」より)

お盆ウイーク、いかがお過ごしでしたか?

私は月曜から木曜までOT(体験型ケーススタディ)をやっていました。
金曜日は早朝からアポ5件。午後から仕事で千葉の外房へ。お盆期間はどこへ行っても
混んでいます。カレンダー関係ない働き方はいいものです。ちなみに私の夏休みは
8月最終週から9月第一週です。(よって9月2日はメルマガお休みです。)

お盆ウイーク初日の8月12日に「上智大学グリークラブ、南山大学メイルクワイヤー
交換演奏会」に出かけてきました。場所は東海市芸術劇場。いやー、良かったです。

私は高校時代、男性合唱にずっぽり漬かり、大学時代も時間の50%をグリークラブに
費やしていました。懐かしい楽曲を聴き、当時の思い出が次から次へと蘇りました。
それに演奏のクオリティが(予想以上に)高かったので、演奏そのものも楽しめました。
やっぱり、私は男性合唱が好きなんですね。

大学同期のメンバーもちらほら参加した総勢100名超の男性合唱を堪能しました。
思うに高校時代の男性合唱との出会いは大きかったですね。集団で何かを創り上げる
ことの楽しさを知ったことが、その後の自分の人生を決めました。高校時代は部長、
大学時代はチーフ・マネジャーとして、団のマネジメントに関わったことも
非常によい経験でした。

川越高校音楽部時代はとにかく部員を増やすことが至上課題。このために今では
あり得ない方策を取りました。とある手段(これは超秘密)により、入学者名簿を入手。
合格者に音楽部(男性合唱団)からお祝いレターを送りました。その後、保護者同伴の
入学説明会では会場の近くで練習し、親へアピール。(賢そうなやつを前例に立たせ、
パンチパーマのやつやいかにも浪人しそうなやつは立たせないという策略。)

とどめは川越女子高校です。新入生向けのクラブ説明会の当日に混声合唱の
合同練習を企画しました。

“ごめん、説明する時間ないんだ。今日川女が来るんで。”と言い、川女生70名くらいに
説明会会場前に集合してもらいました。その後、私が先導しながら1年生の教室の前を歩き、
音楽室に来てもらうという古典的な作戦を展開したところ、部員数が倍になりました。

新人が多いので声質が若くなり、演奏レベルはいまいちでしたが、翌年からの
第二期川越高校音楽部の黄金時代の礎を築いたという自負があります。

上智大学グリークラブ時代は資金集めです。とにかく部の運営費がカツカツなわけです。
そんな中でも地方で演奏会をしたいという声があがり、そのための資金集めが運営上の
課題でした。団でバイトを受託。結婚式やイベントで歌う仕事(なんと東京ディズニー
ランドのオープニングイベントでも歌いました。)をたくさんやりました。そのほかに
ビラ配りのバイトもしました。それでも足りないので、某百貨店の顧客カード募
集キャンペーン担当者に「一気に100人(部員全員)加入させるからインセンティブの
一部をください。」とお願いしたことも。

まあ、あの手この手を使って資金を集めた記憶があります。

チーフ・マネジャーの役割を終えた後、大学外の演劇活動に転じてしまったために
4年次は幽霊団員でしたが、今でも当時の仲間たちとは交流があり、当時の経験は
宝物です。今の高校生、大学生は何かと忙しいようですが、こうした経験を
ぜひ積んでほしいなあと思っています。

AI時代になればなるほど、集団で何かをつくり上げる経験が活きてきますから。

おまけ:前にも書きましたが、日本企業に勤める外国人社員のコミュニティを作ります。
その名も「The Third Way Forum」!

・日本企業の中でマイノリティとしてご苦労されている外国人社員たちの対話の場をつくること
・日本企業に向けた提言をつくること(日本企業はグローバル化のために“本当は”何をすべきか
・成長のための研修機会を用意すること等を考えています。

9月10日(月)キックオフパーティを東京の溜池山王で開催します。
日本企業のみなさん、社内に外国人社員の方がいらっしゃいましたら、
ぜひお知らせください。

https://indigoblue.co.jp/thirdway/
(詳細はこちら)

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