Vol.762「全力壮年!」(メールマガジン「人事の目」より)

仕事で心動かされる。この感触を覚えていますか? まずはこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/embed/BeBfEj_RT2A (1分動画です)

中古車の買い取り販売のガリバーを運営する株式会社IDOMのブランドCMです。
同社の顧客と社員による「車で文字をつくる(Largest car words)」ギネス世界記録を
つくるというイベントの様子です。(554台でGulliverをつくり見事ギネス認定!)

映像の最後に「どこまでも、全力少年。」というコピーが出ます。グッときますね。

目の前のことに全力で向き合う。この感覚を忘れたときが“老いるとき”だと思います。
映像の中ではIDOMグループの社員たちが全力で車の誘導をしています。それを全力で
応援する見学者。「全力×全力」の熱が伝わってきます。さらにスキマスイッチの全力の歌声。
これが染み入ります。

全力で立ち向かっている姿。その姿に人は心動かされます。ロジックでは心動かされません。
スポーツが感動を呼ぶのはこのためです。

社会人を長くやってきますと、全力で仕事をする機会が減っていきます。全力を出さなくても
経験の賜物でさばけるようになるからです。さらに役職が上になると誰かがやってくれる
領域が増えるので、ますます仕事で全力を出す機会がなくなります。

もちろん最少の力で最大のパフォーマンスを出す。これが目指す姿であることは
言うまでもありません。ただし、この「最少の力」を全力でやるのです。
手抜きでやるのではありません。

私が意識してやっていることは、

・時間を決めてアウトプットを出す(20分でこのメモを仕上げる、1時間でアイディアをまとめる等)
・一定期間に敢えてたくさんのスケジュールをいれる
・メールにはできるだけ“即レス”する
・Organization theaterの受講生たちに全力で臨む
・“講演”はどんな機会でも全力で臨む

あと、ジョギングの最後に急こう配の坂道で全力ダッシュ。
プールでは最後に25メートルを全力クロール。
(下手の全力クロールなので迷惑がかからないように注意してやってます。)

全力で仕事に臨む。この筋肉を衰えさせてはいけません。(見た目の全力さではなく、“筋力”です。)

優秀な人であればあるほど、全力を出さなくとも、たいていの仕事をやれてしまいます。
そういう人たちに全力で仕事をする感覚を思い起こしてもらう。Organization theaterは
そういう場でもあります。

スポーツの世界や芸能の世界では厳しい練習や稽古があります。ビジネスの世界では
なかなかそういう場がありません。一般的な研修というと“お勉強”ばかり。だからこそ、
自分の知力、スキル、経験、熱意を全部つぎ込む機会がないと真に優れた人材は育たない。
そう思ってOrganization theaterを開発しました。

社員が全力で仕事に臨む場を創る。これは経営幹部が全力で考え、全力で実現することです。
そろそろ、柴田も来年のスケジュールを検討し始めます。Organization theaterほか
柴田のご用命をお待ちしています。


おまけー1:新幹線の中の社内販売のワゴン。ものすごい速さで通り過ぎていきます。
全力の矛先が違うように思います。

おまけー2:タクシー車中で電話中に返事してくる運転手さんがいます。
「(体調を崩した人の話を聞いて)・・・大丈夫か?」
「大丈夫です。」(運転手さん) 実に古典的な展開。

おまけー3:「ノーサイドゲーム」の影響もあり、ラグビーワールドカップ、生で観戦したいなー
と思うものの、チケットどえらいことになってますね。 (+_+)

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