Vol.802「自主性に勝る動機なし」(メールマガジン「人事の目」より)

金曜日の午後、気力が減退しました。5段階評価で下から2の気力レベルに。

先週はほぼ毎日イベントがありましたし、早朝から動いていましたので、さすがに
疲れたんだと思います。そのままPCに向かっていても成果が上がらないことが明らか。
”予定していた個人作業を止め、アイスを食べながら「相棒」の再放送を観ました。
別の言い方をすると“サボり”ました。ただ、この“サボり”のおかげで気力回復。
正常モードに戻りました。

何をするにも気力が根幹のエネルギーだと思います。それが枯渇しそうだと感じた
ときにはすかさず休む。鉄則だと思います。休まずに頑張ったとしてもいい結果が
出るとは思えません。(QPコーワゴールドが効くのは気力レベル3以上です。)

私のような自由人は完全自己管理ですから、「気力出す」・「サボる」を自己裁量で
やれます。問題は完全管理下で仕事をする人たちですね。金曜日の午後2時の私のように、
気力レベルが5段階で2であったとしてもサボれません。頑張らないといけません。
また、就業時間外に気力レベルが5になったとしてもやれません。長らくこの仕組みが
当たり前でしたが、もう止めてもいいんじゃないでしょうか。

疲れたら自分の意思で休む。やりたいときはとことんやる。これを当たり前にしましょう。

完全リモートワークを検討する会社の管理職が「朝礼、昼礼、終礼」をやると
冗談みたいなことを言っていました。この「管理モード」全開のマネジメントが
機能するのは単純な定型作業です。ふだん我々がやっている業務は違います。
より複雑ですし、創造性も求められます。そうなると、最も意識すべきは個々の
自主性のはずです。

ジョブ型、メンバーシップ型という議論があります。メンバーシップ、という語感は
いいのですが、実際は「自主性をもって仕事をすることが許されている一部の人」が
「そうでない他の人を使って自分のやりたいことをやらせる」です。

この仕組みを変えないことには、常に大半が“やらされ仕事”をやっている状況、
つまり自主性とは程遠い環境にい続けることになります。自我が強い人は退職します。
退職せずに無理をする人たちが潰れます(メンタル疾患になります)。さもなければ
全力で仕事をしません。言われたことだけやる、という習性になります。

リモートワークの標準化は社員の自主性を重んじるスタイルに変えることが大前提と
なります。ミッション(達成すべきこと)を握ったら、やり方は個々に任せる
というものです。誰かが指導する、ではなく、経験豊かな人のアドバイスが欲しいと
思ったときに自由に求める、というスタイルです。
くれぐれもジョブディスクリプションを守れ、にしないようにしましょう。

リモア時代の上司の仕事は、管理でもなく、指導でもなく、育成でもありません。
「体験価値」をつくることです。「体験価値」を構成する要素は3つあります。
一つは、そこが自分の居場所だと感ずること(心理的安全性が担保されていること)、
二つ目はその居場所の評判が良い事(所属組織の評判は行動範囲に影響を与えます)、
そして三つ目は成長実感があること、です。

社員の自主性を重視。これがリモア時代の組織人事マネジメントの要諦になります。


おまけ―1:半沢直樹の総集編(前編)を観ました。半沢直樹が「倍返し」の相手を
“いたぶる”ところに違和感あり。コロナ禍の2020年はそこまで攻めない演出の方がいいかも。

おまけー2:サザンオールスターズの無観客LIVEは“観客がいてこそLIVE”という
前提を壊し、かつ収益性、本人たちの希少性を高めた素晴らしい試みだったと思います。

おまけー3:大雨被害の大分県日田市の知人から「竹の花が咲いていたのでコロナ禍の
ほかに何かあるかもと話していた」と聞きました。

被害に遭われた方々へ。心よりお見舞い申し上げます。



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