「風の時代」という言葉を耳にしたことがありますか?
私はこの領域の専門家ではありませんが、あちこちで耳にするので調べてみました。なかなか面白いです。
西洋占星術では星座を以下の4つにグループ分けし、ネーミングしています。
火(牡羊座・獅子座・射手座)
地(牡牛座・乙女座・山羊座)
風(双子座・天秤座・水瓶座)
水(蟹座・蠍座・魚座)
木星と土星が接近する現象(これを“グレートコンジャンクション”というらしいです)がどの星座グループで起こるかにより、時代を支配する考え方が決まる、ということらしいです。
2020年12月22日にグレートコンジャンクションが水瓶座で起きました。今後約200年間、風の星座でグレートコンジャンクションが起こることから「風の時代」に入ったということになるのだそうです。さらに、2024年11月20日に(西洋占星術で破壊と再生を司ると言われる)冥王星がおよそ250年ぶりに水瓶座へ移行したことから、この日から本格的に風の時代に入ったとされているようです。
「風の時代」の前は「地の時代」。お金や資産といった、目に見える物質的な豊かさが求められていました。「風の時代」は幸せや自由といった、目に見えない内面の豊かさの価値が高まる時代と言われています。また、それまでの常識や出自に関係なく個が活躍できる時代になるらしいです。
ちなみに前の「風の時代」は1,200年頃ということになるのですが、チンギスハンのモンゴル帝国やオスマン帝国が建国された頃ですし、日本では鎌倉幕府が生まれ、公家から武家に政治の主体が移っていましたね。(風の時代の特徴に合わせて事象を解釈しているかもですが。)
このメルマガでもたびたび書いてきましたが、これまでの仕組み、制度、考え方は完全に“制度疲労”しています。これから、いろいろな動きが顕在化するでしょうね。(すでに変化は起きていると思います。)
私がとみに思うのは「仕事」の捉え方の変化です。
「仕事なんだから我慢しろ」
「仕事は辛いが、給料もらってるんだから頑張れ」
「仕事は生きていくお金のため」
昭和30年代、40年代に生まれた人たちは、この仕事観の中で仕事をしてきたので、頭ではわかっていてもこの感覚が根強く残っているように思います。(私もOne of themですが。)これからは違います。
「仕事なんだから、どんどん意見して働きやすく改善する」
「仕事は楽しい。無理しない」
「仕事は自分を成長させ、活き活きとした人生をおくるためのもの」
こうした捉え方が主流になっていくだろうとみています。そういえば、「風の時代」に入ったと言われるころから「ウェルビーイング」という言葉が一般化してきましたね。「風の時代」の支配的な考え方はまさにウェルビーイング。西洋占星術あなどれません。ウェルビーイングは時代の要請だと思いました。
おまけ:フジテレビ問題も「風の時代」になったことで「地の時代」の悪習があぶり出されたということかもしれません。ちなみに、YouTube収録後に事務局から「フジテレビ‐中居問題」について問われましたのでコメントしました。ご参考までに。
https://youtu.be/M7caMkgH3Qw
記事はメルマガ「人事の目」で配信されています。