Vol.539 演ずる

今日のテーマは「演ずる」です。

 

いいと思ったらすぐに取り入れる。小学校4年に松平康隆さんの「負けてたまるか!」を

読んで以来の信条です。この最たるもの。それは、いいと思ったヒトの所作や言動の真似です。

 

“あ、あの感じいいな”と思ったら、すかさずイメージとして記憶。機会をみて真似す

ることにしています。

 

1,000人の前でスピーチするとき、営業提案するとき、退職勧告するとき、お詫びするとき

・・・、シーンは様々ですが、大事な場面であればあるほど、自分が思う理想的な姿を

イメージして、その姿を演ずるようにしています。

 

これなしに「素」でやることは考えられません。怖いですよね。一回もやったことが

ないことをイメージなしにやってできるわけがありません。もし、できたとしたら、

それは天性の才能か偶然だと思います。

 

大事な場面では事前にイメージトレーニング(イメトレ)をした方が絶対にいいです。

イメトレでは理想的な自分を登場させましょう。動いている姿、しゃべっている姿を

イメージしてください。本番ではその自分を演ずればいいのです。

 

いろいろな局面で理想的な姿を“演じ分ける”ためには、もちろん、いろいろな局面での

所作や言動のインプットが必要です。それがないとイメージできません。しかしこれは

改めて勉強するようなことではありません。至るところにその材料はあります。

日々、自分の周りで起きている出来事、お会いした人々の所作・言動にヒントがあります。

 

たいそうなことでなくてもいいのです。日々のシーンをイメージとして捉えておくだけです。

ちょっとした隙間の時間にその様子をフラッシュバックさせるだけでOK。寝る前に

その日一日に置きたことを思い出しながら寝るだけでOKです。材料として蓄積されます。

あとは実際の場面の前に理想的な自分の姿をイメージする。それだけでいいのです。

 

これを職業としてやっているのが役者さんです。OT(Organization Theater:体験型ケース

スタディ)ではプロの役者さんたちが主要キャストとして登場し、受講生と対峙します。

彼らは役者ですから、その役の実体験はありません。しかし、ひとたび役作りに入りますと、

周辺情報を収集し、彼ら彼女らなりのイメージを作り上げ、その姿を演じています。

 

その姿を演ずるときにはしゃべり方や表情、姿勢等、外からどう見えるかを強く意識

しています。過剰なアクションをしたり、台詞と外見の様子が合っていませんと

嘘くさくなります。

 

声の大きさ、トーン、目の表情、姿勢、身のこなし、服装、髪型、靴、爪・・・ 

意識すべきポイントはたくさんあります。これらは理想的な自分の姿を演ずるために

必要な材料となります。

 

先週、某企業で選抜された方々を対象とした2日間のOTがあったのですが、そのフィード

バックで役者の一人からこういう説明がありました。

 

「自分とまったくの別人格を演ずるわけではありません。自分の中にある一部を伸ばしたり、

へこませたりするだけです。」

 

このコメントには大いなるヒントがあると思います。

 

最近、スタイリスト、美容師さんと一緒に「スタイリング」なるものを幹部候補の方に

提供しています。自分の見た目を理想の姿に近づける戦術です。私も社長なる役割を担う

まではこの重要さに気づきませんでした。むしろ、外見的なことを意識するのは“チャラチャラ

している”として否定的でした。大間違いだったと思っています。

(やってみたい方はこのメールの返信でお知らせください。ご案内します。)

 

ビジネスと比べて私生活だとイメトレがなかなかうまくいきませんね。これは理想的な

姿を演ずるための参考情報が少ないからだと思います。(と言い訳)

 

 

おまけー1:ほぼ髪の毛がない人にスタイリング提案したところ「私はやりようがありません。

増毛系は興味ありますが・・・」。そういう人でもスタイリングの観点から髪型を変えて、

イメージを変えられることがわかりました。 

 

おまけー2:サッカーUAE戦。足を故障した長友を見て思いました。実は“だまし”で

最後の5分でバーッと走ってゴールしたりして・・・、野球の「隠し玉」みたいな技は

サッカーではなさそうですね。

 

おまけー3:東西線勝田台駅」徒歩3分の「貝殻亭」なるフランス料理店に

ご招待いただきました。

 

ヨーロッパのレストランを彷彿させる建物と庭。味もサービスも抜群。

 

http://www.gpi-group.co.jp/kaigaratei/

 

 

 

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