東京医科歯科大学(現 東京科学大学)発 のベンチャー東京医歯学総合研究所が特許技術に基づくマウスピース型人工喉頭「Voice Retrieve」を製品化したことを知人から聞きました。喉頭全摘、気管切開、人工呼吸器その他の疾患などにより声を失った方が再び会話ができるようになるそうです。開発、製品化においては紆余曲折あったと聞きました。
7月6日(日)の午後11時30分〜午前0時(※再放送:7月12日(土)午前11時〜11時30分)にNHK Eテレ「サイエンスZERO」でこの取り組みが紹介されるようです。
声を失って困っている人のために何かできないか。この強い想いが開発と製品化の原動力になっていると思います。素晴らしいですね。
原動力の源はいろいろです。好奇心や信念、使命感に基づく内発的な動機もあれば、報酬や評価といった外発的な動機もあるでしょう。家族のため、仲間のため、ということもあるでしょう。中には逆境をはね返すという反骨精神もあるでしょう。
原動力は「生きる推進力」や「自分らしさに根差した動きや衝動」だと思います。これが強いと、努力が努力に感じにくくなり、結果として多くのプラスを引き寄せるので、人生が好循環になります。一方、原動力を失っていくと単なるやる気の欠如に留まらず、人生全体の彩度が失われるような感覚に陥ります。
原動力はその源に関わらず大事です。
GRe4N BOYZ(グリーンボーイズ 元GReeeeN)に「自分革命」(2022年)という歌があります。コロナ禍で様々な活動が制限されていたときの高校生向けの応援歌です。一番の歌詞の一部です。
“隣で笑う
アイツはきっとうまくやってる
だけど僕らどう?
ダメなことばかり目立ってる
どうすればいい
長所と短所を言ってください
突きつけられた世界観“
この歌を聞いて、これは高校生だけでなく、元気のない全社会人向けの応援歌だと思いました。
社会に出る前に自分の原動力を自覚できた人はまだいいのです。問題はそうでない人たちです。おそらくそれが多数でしょう。
自分の原動力を知らない状態で会社に入り、周囲と比較され、評価され、長所と短所を指摘され、自ら考えることなしに会社の価値観を植えつけられる・・・。これを20年もやると原動力を失い、完全に流される人生となります。やばいです。周囲にそういう人がいたら覚醒してもらいましょう。
GRe4N BOYZ(グリーンボーイズ 元GReeeeN)の「自分革命」の歌詞に戻ります。
“無理とかを決めるのはいつだってボクだったね
もうさよなら (中略)
もう容赦なく 樹立宣言 自分革命“
自分の原動力に気づいていない若者、中高年がいましたら、「自分革命」の歌をプレゼントしてあげてください。新しいことへのチャレンジを“どうせ自分には無理”と諦めている人に活をいれましょう。自分ができないと思わないこと、頑張れることは何かを改めて考えてもらい、自分の中に眠っている原動力に気づいてもらいましょう。
いろいろなストレスが溜まって停滞気味の人も「自分革命」を聴いてみてください。私のお薦めは「自分革命」を聞きながらの朝のジョギング。その上で自分の原動力について改めて考えてみてください。元気を思い出しますよ。
おまけー1:ちょうどGRe4N BOYZの全国ツアーが6月から10月にかけて行われるようです。チケットがとれるのかどうはわかりませんが、お薦めです。私は5回ほど行っていますが、激アツです。(今回も行く予定です。)
https://gre4n-boyz.com/news/109 (客層は幅広いです。家族連れも少なくありません。)
おまけー2:作詞:竹原ピストル&作曲:玉置浩二の名曲「万年補欠の大声援」。管理職にぜひ聴いてもらいたい名曲です。
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