1010号「心のサードプレイス」(メールマガジン「人事の目」)

「心のサードプレイス」と思える場所がありますか?

「心のサードプレイス」は「言2」の中の一つの言葉です。サードプレイスとはアメリカの社会学者レイ・オルデンバーグが提唱した考え方で、自宅や学校、職場でもない、居心地の良いカフェ等の「第3の場所」のことです。スターバックスがその考え方を意識した店舗づくりをしていることが知られていますね。

ファーストプレイスの「自宅」、セカンドプレイスの「職場や学校」、これらはいずれも自分が所属するコミュニティです。そこには自身の役割と責任があり、ある意味での“上下関係”があります。その良し悪しに関係なく、これらにより行動面での制約がうまれます。いわゆる“しがらみ”です。

一般的なサードプレイスとして語られるのはカフェのような一人でリラックスできる場所ですが、私が考える「心のサードプレイス」は自分が所属していると感じられる第三のコミュニティです。

第三のコミュニティでは

・ファーストプレイス、セカンドプレイスの“しがらみ”は関係ない
・そこでの“しがらみ”は限りなく少ない
・強制されることがない
・出入りが自由(その行動について批判されない)
・成長していると感じられる
・周囲から承認されていると感じられる
・所属していることに精神的、経済的な負担がない
・つながりの「共通テーマ」がある

「心のサードプレイス」をもつことで、非日常的な情報や刺激に触れることになります。ややもすると、家庭や仕事の情報が「自分の世界のすべて」となってしまいます。完全に視野狭窄になります。

経営者の集まり、野鳥を見る会、ツーリング同好会、合唱団などの趣味のサークルが第三のコミュニティの代表例です。

PHAZEリカレントというオンラインの朝活を2021年4月に立ち上げました。アラフォー以上を対象とした学び直しの場です。これまでに修了された方がなんと216名。企画段階では全く想定していなかったのですが、このPHAZEリカレントが参加者にとって「心のサードプレイス」になっています。

3か月にわたり、朝7時から8時のプログラムを40コマ程度やっています。「何かを成し遂げてきた人の講話を聴かせてもらう講話シャワー」(水曜日)「ポータブルスキル講座(木曜日)」お互いの経験を話す「経験を言葉に(金曜日)」「本を読んで紹介し合う文献知の共有(月曜日)」というメニュー構成です。

基本的に私を含め運営はボランティアです。修了した人で希望される方が「世話人」として運営を担っています。終了後も「緩く長く」をモットーに「学び」をテーマとした「心のサードプレイス」になっています。発案者としては嬉しい限りです。

このPHAZEリカレントの13期が10月9日(水)朝7時に開講します。このオンライン説明会を以下にて行います。

2024年8月30日(金)17:30-18:15 (私を含む社団法人からの説明)
2024年9月04日(水)18:30-19:30 (修了生による説明)
2024年9月12日(木)18:00-18:45 (私を含む社団法人からの説明)
2024年9月18日(水)18:30-19:30 (修了生からの説明)

20名程度の募集ですが、ぜひ説明会を覗いてみてください。新しい仲間をお待ちしています。
https://phaze.jp/recurrent/isession/ (お申込みはこちらから)


おまけー1:鮮明な「UMA」の写真がある、というので送ってもらったところ、完全に馬でした。

おまけー2:先日、マシンガントークによる「占い」を受けました。耳なし芳一並みの全身タトゥーで、見た目はいかがわしさ300%のお兄さんでしたが、その目は純粋。ソウルナンバー、血液型、手相を組み合わせた解説もなかなか。かなり気分を上げてくれましたので「お守り」を購入しました。(覇王線があるそうです。やった。)

おまけー3:お薦めの演劇情報です。「劇団狼少年」公演。(東京で観ました。すげえよかったです。)
過去・現在・未来、交差する人々の想い。魂の物語 9月6日から8日、仙台パトナシアターにて。
https://www.ohkamishow.com/ohkamishownen13



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