1089号「人事制度の前提を問い直す ― セミナーで伝えきれなかったこと」(メールマガジン「人事の目」)

3月13日に開催したランチタイムセミナーには、多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

想定を上回る参加申込みをいただき、Zoomの人数制限を超えてしまいました。
そのため、ご入室いただけなかった方には深くお詫び申し上げます。

今回のテーマは、
「人材力を高める人事制度の設計 〜 管理職が罰ゲームになる制度からの脱却」でした。

当日お伝えしきれなかった点を、少し補足します。

まず、会社や団体を取り巻く環境が大きく変わっています。

かつては不確実性が低く、優秀なマネージャーの存在が組織運営の鍵でした。
そのため、人事制度も「優れたマネージャーをどう処遇するか」が中心でした。

しかし、今は違います。
不確実性は明らかに高まっています。

この環境では、マネージャーが多いだけでは組織は前に進みません。
必要なのは、先を見通し、0から1を生み出せる専門性の高いプレイヤーです。

不確実性の高い時代に求められる人材

ところが、多くの人事制度はいまだに、ゼネラリスト型マネージャーの処遇を軸に設計されています。

ここに手を入れなければ、経営がどれだけ危機感を訴えても、組織は期待どおりには動きません。

いま問われているのは、

1.自社はどのような専門集団になるべきか
2.その集団をどう持続的に形成するか
3.そのために制度をどう変えるか

この3点です。

ここに、今こそ着手すべきだと考えます。

マネージャーのあり方も変わります。

低リスク時代は、部下の提案を聞き、整理し、周囲の合意を取る
「集約型」で機能しました。

牽引型と集約型

しかし今は、

自らビジョンと方向性を示し、周囲を動かす
「牽引型」が必要です。

日本の大企業や大きな団体では、上位職になるほど、
「自分ではやらず、部下の成果をレビューするだけ」
という“お代官様型”になりやすい傾向があります。

しかし、本来は逆です。

上になればなるほど、
より学び、
より努力し、
より仕事をする。

これがグローバルスタンダードです。

こうした視点は、マネージャー育成や評価の中でも明確に扱うべきです。

そのために必要なのは、
・評価制度を変えること
・格付けのあり方を変えること です。

人の育成には時間がかかります。
だからこそ、手遅れになる前に着手する必要があります。

個別相談をご希望の方は、どうぞ遠慮なくお知らせください。
https://indigoblue.co.jp/contact/

おまけー1:飛行機で着陸した後、「ポーン」という音を聞いてからの日本人の動き出しが世界一速い説。

おまけー2:新幹線でメッセージを送った人が同じ車両に乗っていたことが続く不思議。

おまけー3:夜、ふと目を覚ましたときの時刻が3日連続で同じ時刻だったという不思議。




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