864号「全力感を忘れない」(メールマガジン「人事の目」より)

会社の中の仕事は1年やればだいたいわかります。優秀な社員であれば、半年もすれば不安がなくなるでしょう。そうなると、全力を出さなくても日々の仕事ができるようになります。

この状態はイエローライトです。全力を出さないことが日常化し、いざというときに全力を出せなくなります。のちに大きな役割を担うようになったとき(昇進したとき)にもはや自分や周囲がイメージするような仕事をする実力がなくなっています。全力で仕事をする感覚を鈍らせてはいけません。

新入社員については最初の3年間が重要です。仕事を通じて全力体験を繰り返し経験させる。入社後3年間の新人教育の要諦です。わかっちゃいるけれど、100名超える新卒採用をしていると、現実としては難しいという声を聞きます。優秀な人材が全力感を忘れたり、全力仕事を求めて離職してしまったり・・・これをなんとかしたいですよね。

入社後一定期間は異動を繰り返すという仕組みがあります。私もこの施策の支持派の一人です。インターンを経て入社するという流れがまだ十分ではありませんので、適職を探しの目的もあります。ただ、重要なのはどんな仕事をしてもらうかです。半年しかいないのだから・・・、として全力を出さなくてもやれるような「作業系」のことばかりやらせているとこの施策が仇となります。力を抜いて仕事をする癖がついてしまいます。

事業が好調。それなりに忙しいが、全力で取り組まないといけない日々ではない。ブランド、ビジネスモデルが強い会社だからこそ享受できる「安定」です。ただし、これもイエローライト。人から全力感を奪います。特に中堅社員がスポイルされる可能性が高い。

社員が全力で何かに取り組む機会をつくる。人材育成上、重要なテーマです。仕事を通じてあまねくその機会を設定できない場合には「全力体験」を研修で補足しましょう。インプットしたこと、仕事で体験したことを集大成してチャレンジする機会を年1回提供するのです。“あの研修”にチャレンジすることを目標に頑張ってもらうのです。

現在Townhall theater(通称:TT)という100人程度の参加者向けのOrganization theater(通称:OT)を開発しています。OTとはビジネス上の修羅場を疑似体験するケーススタディです。通常は選抜された次世代経営候補者が1チーム5名程度で臨みます。それこそ、全力でやらないとどうにもなりません。TTはこのエッセンスと手法を用いて100名の参加者がオンラインで同時に参加できる体験型ケーススタディです。

このトライアルをやります。11月23日(祝日)の10時から16時です。

関心がある方、研修企画担当の方へ、ぜひ、いらしてください。(応募者多数の場合は抽選になりますが、今回はキャパが多いので、おそらく参加いただけると思います。)

(お申込みは以下より)
https://forms.gle/LU3eGM8kAQ9S94VD7
(参加にあたって)
・WebExで行います(無料インストールをお願いします)
・10時から16時の間、集中して参加できる環境を確保してください
・参加費用は無料です

先週ご紹介したNECT(対人感受性を感化させる!)プログラムのトライアル(11月20日)へ、たくさんのご応募ありがとうございました。こちらのトライアルにもどうぞいらしてください。

さて、最後に大企業に勤めるみなさんへ。

「大企業ならではの病」があります。「全力感を忘れる」、はその一つです。他にも「会社のブランドを自分の部ブランドと勘違いする」「顧客価値を忘れる」「たかが10万円と思う」「自分へのインプットをしない」等々、この病にかからないようにご留意を。


おまけ:ワクチンの副作用で猛烈な空腹感を覚えたと先週書きました。その翌日はいてもたってもいられなくなって、走りました。2回目うったら、ハルク化すると思います。



 

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