865号「ルーティンがもたらす自信」(メールマガジン「人事の目」より)


自分にとってのルーティン、それが自信の軸を太くします。

ルーティンという言葉が一般化したのは2015年のラグビーワールドカップでしたね。五郎丸選手という選手が勝負どころでキックを次々に決めました。当時世界第三位の南アフリカにも勝利!キックの正確さの秘訣を問われた五郎丸選手が、キックの前に行う”五郎丸ポーズ“をルーティンにしていることだと話したことから、この言葉が一気に広まりました。ルーティンさえきちんとできていれば不安はない。これが彼のメッセージでした。

何かを決める前に悩む。決めた後でも悩む。人間誰しもあると思いますが、それが多いと辛いですよね。ストレスも溜まりますし、生産性も高まりません。判断は直観的なものです。ロジックやバックデータは、それがあることで直感の出した答えを第三者に説明することができます。最初は直観だと思うのです。直感を確かなものにするのは間違いなく経験です。多種多様な経験の豊富さが直感のセンサーの質を高めます。

ただし、自分自信でその直感を信じることができるかどうか、直観が導くことに不安を覚えないか、ここがタイムリーに判断・行動できるかどうかの分かれ目となります。それが正解どうかは問題ではありません。自分の判断や行動に自信を持てるかどうか。この自信の基盤となるのがルーティンだと思うのです。

意思決定をする前に“五郎丸ポーズ”のようなことをせよ、と言っているわけではありません。自分の日常生活に一定のリズムをもたらすルーティンを持つこと、これをお薦めしたいです。それがあることで自分自身が「Under control」の状態にあると感じることができますし、自信につながります。

今の私のルーティンはこんな感じです。朝4時10分に起床。洗濯、食器の片づけなどの家事を20分。その後、メール処理などのCorresponding業務に30分から1時間。1時間ないし1時間半の集中作業。その後、テレビ体操10分。夜は21時半から22時には就寝。週に2回1時間のストレッチ&筋トレ。2週に一度の酵素風呂。これができている限り、どんなに忙しくしてもOut of controlにはなりません。このスケジュールが乱れたときには、まずはルーティンの回復を意識します。

朝型にシフトしたことで、自分の直感軸がさらに太くなった感があります。ネットにこんな記事がありました。

「朝起きてから1時間以内に15~30分の散歩をするだけです。それだけで、セロトニンが活性化し、体内時計がリセットされ、「副交感神経」から「交感神経」への切り替えがうまくいき、自律神経が整えられるのです。ストレスフリーを目指すのに、こんなに効果的な健康習慣はありません。(精神科医の樺沢 紫苑さん)」

朝活をルーティンにすることでストレスフリーになるようです。自分自身の経験からもその効用を実感します。アラフィフ以上の学び直しのPHAZEリカレントを朝活(週4回7時から8時)にしているのも、この理由からです。PHAZEリカレント参加メンバーの元気度が高まっていっている要因の一つは朝活が生活の中に一定のリズムをもたらしていることだと思います。毎日起きる時間や寝る時間が違うと生活のリズムが安定しません。学び直しもまずはそこから。(ちなみに4期は1月12日開講。お申込み受付中です。)

みなさんのルーティンは何ですか?


おまけー1:五郎丸ポーズをしてから飲むと悪酔いしない、というおじさんがいましたが、“その後”を見ているとこれはルーティンでもなんでもないと思います。

おまけー2:世界初の多人数向けの体験型ケーススタディ(Townhall theater)のトライアルに参加いただける方を募集します。11月23日の10時から16時までオンランプログラムに参加できる方、ぜひお願いします。参加は無料です。(あと10名くらい来てくれると助かります。)

(お申込みは以下より)
https://forms.gle/LU3eGM8kAQ9S94VD7

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