925号「自分を支えてくれている人たちへの感謝」(メールマガジン「人事の目」)

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

雅叙園東京の「渡風亭」という和食レストランをよく利用しています。料理の独創性、きめ細やかな接客サービス。自分が主催する少人数の会食では「渡風亭」のみなさんのお世話になることが多いです。

昨年末の会食の後に料飲部長の倉富さんから一枚のお手紙を受け取りました。それがこれです。

 

 

 

 

 

 

 

渡風亭での会食ではテーブル上にさりげなく折り紙が置かれています。あるときはメインの食材が、またあるときは季節をモチーフにした作品です。それが会食に花を添えていました。この手紙はその折り紙を折ってくれていたスタッフさんからのものでした。一度もお会いしていないスタッフさんの“陰のおもてなし”に感動しました。

“本当に大切なものは目には見えない” サンテグジュペリ の「星の王子様」の一節を思い出します。表には表れませんが、私たちのために力を注いでくれている人がいます。テーマパークでライドを楽しめるのは、その安全性を守るために整備してくれている人がいるからです。ホテルでゆったりとした時間を過ごせるのも、客室を清掃してくれるスタッフがいるです。年末年始でも交通機関を運行してくれたり、ものを届けてくれる人たちがいます。自分の仕事が他者から評価されるのも、サポートしてくれている人たちがいるからです。

先月、OT(Organization theater)で活躍してくれている役者さんたちを招いた忘年会を、この雅叙園東京で開催しました。OTが成立しているのは主役級だけでなく、参加するすべての役者さんたちが影で一生懸命に役作りをしてくれているからです。ありがたいことです。もちろん、OTごとに報酬はお支払いしていますが、そういうことではありません。

合理主義や効率経営を否定しませんが、目に見えるものだけを評価してしまうと本質を見誤ると思います。良く言われる氷山のたとえです。氷山は海面上に表出していない部分が八割。その海中部分を見えていないからと言って削っていくと、ある瞬間から氷山は沈没してしまいます。目に見える無駄を排除し、見えていないが支えになっていることを大事にする。それが正しい効率経営だと思います。

自分が自分であり続けられるのは誰かが支えてくれているからです。名前も知らない人が支えてくれているかもしれません。自分の支えに気づき、感謝する。その感度を鈍らせないようにしたいですね。


おまけー1:毎年書いていますが、昨年も自分史上最高の1年でした。2023年も最高の1年を更新したいと思っています。

おまけー2:年末恒例、六本木の老舗のサウナでアカスリ。人生でこんなにたくさんの背中のアートの方々と遭遇したことはありません。これも自分史上を更新。

おまけー3:ノビテクさんの「NOBETCHマガジン」の最新号で渡部建さんと対談しています。テーマは「超一流の会話力」。会社に届いていると思うのでぜひご覧ください。P26です。
https://www.nobetech-mag.jp/

 

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