株式会社再春館製薬所 様

自信と悔しさの両方を得られた研修でした。研修後、見た目も表情も変わった若手社員の姿があります。

株式会社再春館製薬所
人財部 部長 長嶺 里美

ー 弊社の「登竜門」を採用した経緯、背景を教えてください。

 頂いた企画書の冒頭を読んだときに「優秀なために部署の便利屋になりがちな若手」や「優秀だが成長が止まりがちな若手」という記載に目が留まりました。まさに!と、顔が思い浮かぶ若手社員が何名かおりました。個人の能力は高いのに、組織の中で周囲と協働する際には、その能力を十分に発揮できていない。また、そうした社員に対しては、直接伝えても響かないことも多いため、自分自身で気づく機会が必要だと感じていました。企画書の「こういう人におすすめです」と書かれていた要件にぴったり当てはまる社員がいたので、ぜひ参加させたいと思い本人に受講を勧めた、いうのが採用した経緯になります。

ー 今回の研修により、当初の目的・狙いは達成されましたか?

 はい。狙い通りの効果が得られたと感じています。今回当社から2名が参加しましたが、社内の上司や人事から言われるよりも、外部の評価者(アセッサー)や一緒に参加した同世代の他社社員から得たフィードバックの方がすんなり受け入れられるようです。「登竜門」を終えて、自信を持てた部分もあれば、逆に、自信を失う部分もあったようですが、その後の日々の業務では、その両方の経験がポジティブに働いている印象を持っています。表情が変わったり、見た目が変わった者もいます(笑)。雰囲気も別人のようで、社内でも「頼もしくなった」との声がありました。

ー 受講生は、どのように選抜されましたか?

 人財部で候補者を選定し上長とも連携して調整を行いました。今回枠が2名と限られていたこともあり、「あなたに行ってほしい」というメッセージをしっかり伝えることができたのが良かったと思います。本人たちもその期待を受け止めてくれたと思います。

ー 研修を受講した後、受講者からのフィードバックはありましたか?

 はい。印象的だったのは出張(登竜門への参加)から戻った翌朝に、本人から「振り返りを報告させてほしい」と申し出がありました。とにかく、話す姿が生き生きしていて「今までの研修とは違う」と熱く語っていました。フォローアップ研修と懇親会については、当初は告知していなかったのですが、帰ってきた後に「絶対行かせてください」と言ってきたほどです。仲間(一緒に参加した他社社員)との関係性も非常に良かったように思います。

ー 「登竜門」をご見学されて、長嶺さんご自身はどのような感想をお持ちですか?

 同じ境遇にあるような他社社員と一緒に取り組むという点が非常に良かったと思います。社内では、長く一緒に働いていることで「この人はこういう人」という固定観念ができてしまいます。本人も“社内用のキャラ”を演じてしまうことがある。でも、「登竜門」ではそうしたしがらみがなく、素の自分を出せる環境がありました。そうした機会が、本人自身が自分の新たな一面に気づくことができたのではないかと思います。

ー 受講後に、受講者の業務パフォーマンスに変化はありましたか?

 定性的な部分ではありますが、仕事への取り組み方に変化が見られました。自信を持って発言するようになったり、チーム内での役割を意識するようになったりと、以前とは違う姿勢が感じられます。見た目からも、(良い意味で)自信が窺えるように思います。組織の中で埋もれてしまうリスクもあった人財が、周囲に良い影響を与えながら活動できる人財へ成長する大事な一歩になりました。

ー 弊社の研修に関して、期待・要望がございましたらお教えください。

 当社では、社員一人ひとりの成長が会社の成長につながると考えており、また、そうした理念に共感して働いている社員も多いです。当社のカルチャーを踏まえると、今回の「登竜門」のような体験重視のプログラムは、まさに理念に沿った若手社員の成長支援の取り組みだったと感じています。今後も、単発ではなく継続的に、当社の特性をご理解いただいたうえでカスタマイズされたプログラムをご提供いただけるとありがたいです。若手社員だけでなく、マネジメント層にも越境型の学びの機会が広がっていくことにも期待しております。

 

本日は、ありがとうございました。

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