Vol.780「気力が弱ってる方へ」(メールマガジン「人事の目」より)

やるべきことはある。忙しくないわけではない。ただ気力が弱まっている・・・。

そんな状態になることがありますよね。そうなる原因は「誰かのためになっている気がしない」
からだと思います。ビジネスでも家庭でも、どんな仕事でもその仕事で助かる人、恩恵を被る
人がいるはずです。それが見えなくなっているのです。

気力が低下したまま過ごすと毎日が長くつまらなくなります。病気になりやすくなります。
この状態が長く続くとよいことがありません。誰かから頼りにされている、この実感を早く
取り戻しましょう。これが気力を充実させます。

ビジネスでも家庭でも、そうだと思います。どんな仕事であれ、その仕事の内容、その成果は
誰かのためになっているはずです。自分の仕事の顧客は誰か?その顧客が期待することは何か?
自分以外の誰がその期待に応えられる?(自分しかいない!)この意識があれば大丈夫です。
気力充実です。

同じ仕事を長く続けていると、それがだんだんわからなくなってきます。顧客を意識せずに
ただやるべきことをやるだけになります。顧客不在。自分の仕事をやるだけ。仕事のクオリティも
落ちてきますし、どんどん孤独になります。そのうち、周囲も相手にしなくなります。
ますます孤独になります。

個人タクシーの運転手さんにこの状態にある人が多いですね。先日のことです。羽田空港から
乗った個人タクシーが後部座席でPCを開いて仕事をしている私のことなど一切おかまいなく、
猛スピード、急加速を繰り返していました。おまけに車内が変な香水で臭い。気分が悪くなって
きたので窓を開けたところ、“寒くなるので閉めてもらえますか?”。一部に大変素晴らしい
個人の運転手さんもいるのですが、確率的には前者のケースがあまりに多いので、できるだけ
個人さんには乗らないようにしています。

周囲にこういう状態に陥っている人がいましたら、別の何かで誰かのためになっている感覚を
思い出してもらいましょう。別の何か、というのがポイントです。同じ仕事のままで、
“顧客を思い出せ”と指導助言したとしても、言われたことを頭で理解するだけです。
自分の感覚としてではないので気力充実には至りません。

別の何か。顧客の期待に応えるのがそれなりに難しく、仕事を終えたときに“達成感”があるもの。
加えて、顧客から“感謝される”もの。それが理想です。小さな達成感と小さな感謝。
これがあると自分がやっていることは誰かのためになっているんだということを思い出します。
気力が戻ってきます。その上で、元の仕事に戻ると忘れていたことを思い出します。

総務や経理、保守作業はややもすると達成感もなく、やっても感謝されない仕事になりやすいです。
誰もがその仕事の恩恵を被っているはずです。感謝しましょう。「ありがとう」という言葉を
一日一回も発していない人は猛省すべきです。身近な人に「ありがとう」を伝えないから、
その人が顧客を見失い、気力を弱めるのです。


おまけー1:とある人が関西方面の新幹線がガラガラという写真をFacebookにあげていたので、
たかをくくっていたら、激混み。グリーン車の確保が困難なくらい。
金曜日の夜の下りをなめてはいけない。

おまけー2:某蒲郡での夜の会食。参加者5名中2名の気力が落ちていたので、最後に
元気づけるために“男気じゃんけんの勝ち抜け”を提案。3回勝った人から抜けていくじゃんけんを
やったところ、気力が落ちていた2名が決勝まで残り、うち1名が見事に男気を披露。
かなり元気になっていました。

おまけー3:花粉症、鼻づまり対策におススメ!
https://viearome.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=1032553

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