Vol.306 自分のこと<他人のこと

今年のGWはなかなか良かったですね。
のんびり過ごすには理想的な天気でした。
私は近所の緑満載の公園(足を踏み入れたのは初めて!)に出掛け、
そこで裸足になってくつろぎました。

緑の中で目をつぶると五感が研ぎ澄まされる感じがします。
たまにはこういう時間もいいものです。

大学時代、M神父主催のキリスト教の勉強会で
「瞑想」なるものを教えてもらいました。
「瞑想」といっても、目を閉じて3分間静かにしているというだけの
「なんちゃって瞑想」ですが。

この勉強会はお昼休みに開催。お昼休みに「瞑想」すると当然に「眠眠」に・・・。
ところが、何回かやっているうちに変わってきました。いろいろな音に
包まれる感じになにやら心が落ち着くことに気づきました。

この勉強会に参加したのは、アホな若者にありがちな動機でした。
このためそこで語られたキリスト教のことは何も覚えておりません。
が、この心を落ち着かせる術については残っています。

どんなに忙しくても、この心の落ち着きがあれば大丈夫です。
やばいかも・・・という方はぜひ「なんちゃって瞑想」をお試しください。

ちなみに「屋久島」というCDがあります。これを聞きながら「瞑想」すると
なかなか良いですよ。
http://shop.tsutaya.co.jp/cd/product/4961501645625/

さて、本題。自分のことはさておいて他人のことを優先、というヒトがいます。

この自己犠牲の姿勢に周囲のヒトたちは魅かれ、逆にそのヒトのためになにか
しようという機運が生まれます。これが組織に大きな力をもたらします。

これができるのは、このヒトたちに心の落ち着きがあるからに他なりません。
心に落ち着きがあるから、自分の中に
他人のことを考えるスペースができるわけです。

心に落ち着きのある組織のリーダーは、一緒に動いてくれているメンバーのことを
大事な存在だと思っています。
だからこそ自分のことをさしおいても周囲のヒトという行動につながるわけです。
やがてそれは組織内に伝播し、お互いがお互いを助け合う風土が生まれます。
いい感じです。

一方で、なんでもかんでも自分の手柄にしたり、自分優先にしたり・・・、
周囲への配慮が足りないヒトがいます。明らかに自分優先です。
自分の中に他人のことを考えるスペースがありません。

この手の方は個人的な手柄が多いように映るので、
リーダーに任命されることも少なくありません。

が、そのヒトにどんなに実力があったとしても、
どんなに結果を出していたとしても、

そのヒトが自分優先のスタイルを続ける限り、
“自分>他人”の精神が組織内に伝染し
結果的にそのリーダーは組織を潰すことになります。

そこでは助け合いは生まれません。

この手のリーダーにとって、各メンバーは自分のための”駒”です。
それだと、そのヒトのために働こうと思うヒトは減ります。
政策的にあなたを利用しようと考える輩か、考える力を失った人たちだけが
残ります。これでは、生きた組織はもちません。

これまでいろいろな組織でこういう”組織を潰すリーダー”を見てきました。
共通して言えるのは、そのリーダーたちの余裕の無さです。
そこに心の落ち着きはありません。

なんででしょうかね?

いつでも自分優先になってしまうのは大事にされた経験が薄いのかな、
と思ったりもします。だとすると、これからでも遅くありません。

自分優先のリーダーにほとほと困っている方々へ。

そのヒトが”自分が大事にされている”と実感するような環境をつくってみましょう。
それが改善のための一歩かもしれません。(大変だけど。)

自分にとって大事なヒトが出来ると、普通のヒトは
「自分のこと<そのヒトのこと」になります。
自然に、それができるだけの心の落ち着きが生まれます。
その代表格が子供です。

(いつまでも自分優先のリーダーには大事なヒトがいないのかな・・・?)

おまけー1:心に落ち着きをもってスーパーに行くと、面白いことに出会います。
例えば商品のネーミング。
ちなみに、最近ネーミングで買ってしまったものは「忍者めし」「あげパン番長」。
もし、”吉川くん!”というビールがあったら買っちゃうな。
(千葉県で特に売れると思う。)

おまけー2:なんとなくカラオケが気になっています。
実はあまりカラオケにはいきません。
大勢で行くのが好きではないのです。ウルサイし、酸欠になるし。
とはいえ、一人でカラオケに行くのも変だし。うーむ。
(家の近くの”スナックみどり”も気になっています。うーむ。)

おまけー3:「私の今後」にたくさんのメッセージ、ありがとうございました。
“修行が終わるまで”と思ってしまっておいたアイディアを一つ一つ、
“詰め将棋”に置き換えているところです。お楽しみに!

 

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