Vol.450 新年度を迎えるにあたって

春到来。

桜がわっと開いているのを見ると胸が躍ります。何か新しいことが始まりそうな予感、

それだけでモチベーションが1ポイント上がります。(単純!)

花見会場だとダメです。花見の喧騒にやられてしまいます。街中にポツンと立っている

桜がいいですね。今、羽田空港行のモノレールの中で書いていますが、浜松町を出て

すぐにポツンと咲く桜が見えました。思わず引き寄せられます。

もうすぐ4月1日。多くの企業、団体で4月1日から新年度です。

次年度はどういう1年にしますか。

リーダーのみなさんは自分のことだけではく、チームをいかに活性化させるか。

チーム全体のことを考えないといけませんね。年度の初めにチームを活性化させて

おきましょう。社長にとっては経営陣全員がトップマネジメントチームです。

ここの活性化を図りましょう。

チームは生ものですから、活性化していないと腐ります。そうなると計画達成はおろか、

内部の問題への対処に追われることになります。

活性化しているチームとはこんな状態です。メンバーが各々自分の役割を認識し、

周囲を気遣い、指示を待つことなく全体のために動く。まさに理想的な姿です。

ここに少しでも近づけておきませんか。

このためにやるべきことは「時間の共有」です。一緒に仕事をするメンバー全員で

各々の問題意識ややるべきことを確認する。このための時間を惜しんではいけません。

「合宿」を企画しましょう。新年度にあたって経営陣、またはご自分がリードする

メンバー全員で、日常的な流れを断ち切って1泊2日で合宿をしてみませんか。

時間を気にせずに議論するためにも泊りがいいですね。

私自身これまで数えきれないくらいの経営合宿に参加してきましたが、この効果に

疑いはありません。今から企画しても日程調整、場所の確保が難しいかもしれませんが、

第一四半期が終わるまでにはやりたいですね。

私がファシリテーターで参加する経営合宿の場でよく議論するテーマが「継続すべきこと」

「止めるべきこと」「新たに始めるべきこと」です。

「新たに始めること」は前向きなテーマです。新年度の合宿だとややもすると

これだけになりがちです。しかし、すでに手一杯の状態(”集団皿回し”)にあるとすると、

何かを止めませんと新しいことは無理です。過去にみなで決めた事を”なんとなく”止めて、

新しい決め事に着手する。こうやなりがちです。しかし、これはよくありません。

そうなると新しい事をやっても、どうせそのうち止めるだろう、という疑念が組織内に

はびこり、労力を伴う新たなことが根づきません。始めるときの議論と同じくらいの

エネルギーをかけて止めるための議論もすべきです。

「止めるべきこと」の議論をするといろいろな事が見えます。実はみなが無駄だと

思っているにも関わらず、やり続けている事、もはや意味不明な決まり事、

やっているヒトとやっていないヒトがある事・・・。こういうものをテーブルに乗せて、

「止める」ことを合意します。

「止めるべきこと」の議論をするとオペレーションのリストラができるだけでなく、

「意味の取り違え」を是正したり、「本質的な意味」の確認をすることができます。

全ての行動・プロセスには意味があります。しかし、日常的にはその意味を考えること

なく決められた「作業」としてこなしていることも少なくありません。「作業」をいかに

的確にこなしていても発展性がありませんし、臨機応変な対応ができません。

本質に立ち返るためにも「止めるべきこと」の議論は有効です。

個人としても、この「新たに始めること」「継続すべきこと」「止めるべきこと」の

棚卸しはいいですよ。ここでも「止めるべきこと」を考えると結構難しいことに気づきます。

特に自分の時間の使い方を意識しているヒトにとって「止めるべきこと」の抽出は難題です。

難題ですが、自分を見つめるいい機会になります。

やってみませんか?

おまけー1:ご心配をおかけした「ぎっくり腰」ですが、カイロのおかげで回復しました。

しかし、あの靴下も満足にはけない情けない状態に二度とならないために、今までと違う「

筋トレ」を始めよう!(新たに始める)と思っています。

おまけー2:「ぎっくり腰」でサロンパスを腰に貼ってシャワーを浴びて出てきたところ、

信じられないところにサロンパスが移動。取るのが一大事でした・・・(

これが一番情けなかったです。)

おまけー3:この週末、八丈島に来てみました。しかし、ヒトもいないし、車もほとんど

走っていません。もちろん、お店もほとんどありません。

キョン」にもまだ会えていません・・・(いるのかな)

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