Vol.527 微表情

“微表情(Micro expression)”に興味をもって1年。ビジネスの様々な場面でヒトを

見る感度が高まってきたように思います。

 

隠そうとしても、何かの拍子に「真の感情」が一瞬表出してしまう。それが“微表情”です。

だいたい0.2秒程度しか表出しないので、この知識がないと、まず見過ごしてしまいます。

 

昨年、(日本で唯一と言っていい)この分野の専門家の清水健二さんに出会い、一緒に

「空気を読むを科学する研究所」を立ち上げました。その後、彼の活動をサポートし、

定期的に彼と対話してきたので、私も“それらしい”ものが少しわかるようになってきました。

 

こんなことがありました。とある企業の再建をお引き受けするかどうかの最終局面、

その企業の経営陣のインタビューの場面です。ある事業の収支に関して質問したときに、

管理責任者の眉間にちょっとした変化が表出。面談後、改めて全体の収支を細部にわたって

見直したところ、辻褄が合わないことを発見。経営者の資金の私的流用。本件はお断りする

ことにしました。デューデリの局面で隠し事や嘘はいけません。

 

先日ある方のプレゼンテーションを聞いたときのこと。成長戦略がテーマなのですが、

口角に変化が見られました。しかも何度もフラッシュのように。これは「悲しみ」の

表情の表れです。

 

プレゼン後にOFFトークしたのですが、彼の本音は、“無意味なプレゼン”。設備の設計思想に

問題があるとのこと。ここに抜本的に手を入れない限り、いかなる成長戦略も「絵に描いた餅」

になるそうです。しかしそれを直言しても、莫大な投資を要するので「上」が聞く耳を持たない

ことがわかっている。だから無意味。この心理が「悲しみ」の微表情として現れたようです。

 

対話しているときに、“あ、これは本音を言っていないな”とわかるときがありますよね。

多くの場合、その相手が言外のメッセージを意図的に出しているものです。それをキャッチ

するわけです。

 

微表情の読み取りはちょっと違います。相手が意図的に出さないようにしているメッセージを

見抜くものです。微表情の本家本元のアメリカでFBIの捜査官が、この“微表情”の読み取り力を

活用しているのもうなづけます。

 

この力を極め過ぎてしまうと怖い感がありますが、“微表情”についての基礎的なことを承知

しておくと、いろいろな局面で役立ちます。管理職はもちろんのこと、人を相手にする職業の方は

みなそうだと思います。

 

例えば、営業マン。見込み客がどれくらい買う気で話を聞いているのか。また、病院勤務者や

介護従事者にも有効です。患者さんの本当の意思がわかります。とあるカウンセラーで

微表情セミナーに参加した方の後日談です。

 

“大丈夫です”と話す患者に「悲しみ」の微表情が表出。自宅を訪ねてみたところ、

状況は更に悪化していた・・・。

 

学校の先生にもぜひ習得してほしいです。

 

小学生や中学生は複雑な事情がある場合に、表現力の乏しさもあり、真の感情を言葉にしない

(できない)こともあるのではないかと。それを先生が微表情から読めるようになるとアドバイスや

指導の幅が広がるのではないかと思っています。

 

ということで、清水さんにお願いして教員向けの特別勉強会を開催することにしました。15名限定。

 

http://micro-expressions.indigoblue-service.com/edu-course/

 

12月5日の土曜日の午後開催です。参加資格は現職の教員(または教育委員会等に出向している方)。

ご参加お待ちしています。

 

(他の業種、会社の方で勉強会ご希望の方は以下までお知らせください。

たぶん、清水さんやってくれると思います。)

 

info@microexpressions.jp

 

 

 

おまけー1:函館に行ってきました。函館と言えば“ラッキーピエロ”。(だそうです)

 

http://www.luckypierrot.jp/

 

おまけー2:つくばに行ってきました。つくばと言えば、・・・?

 

 

 

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