828号「ヒトが育つ組織の条件①」(メールマガジン「人事の目」より)

今日のテーマは「ヒトが育つ組織」の条件について。「育てる」ではなく、あくまでも「育つ」です。

『You can lead a horse to the water, but you can’t make him drink』(馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない)成長するかどうかは、あくまでも本人次第。周囲ができることは「その人が育つ」環境を整えるまでだと思うのです。ただし、その環境こそ極めて重要だと思っています。

会社のビジョンが明確であること。これを「ヒトが育つ組織」の要素として挙げる方が多いのですが、私はこれに違和感があります。

ビジョンはそこで働いている理由です。その道で活躍したい人材に選ばれる、ビジョンの明確さは、このためにとても重要ですが、個の成長に直接影響を与えるものではない、と私は考えます。ビジョンは共鳴するもの。その実現に向けて頑張ることで成長するという文脈はちょっと“洗脳”ぽくて、私は好きではありません。個の成長はあくまでも個の主体性によるものだと思うのです。本人に“その気(もっとデキるようになりたい、もっと知りたい、もっといい仕事をしたい、もっと追求したい・・・)”が生まれること。これが原点だと思うのです。

さて、“ヒトが育つ組織”。その要件について、某所で議論したところ、こんなコメントが出てきました。

「失敗を許容する風土がある」
「チャレンジや独創を奨励している」
「言い出しっぺがバカをみない(言わせた上で批判しない)」
「おせっかい風土」
「上が若い人に自信を与える発言をする」
「組織内に前向きの発言が多い」
「トップが楽観主義である(脳天気ということではない)」

これが全てとは思いませんが、こういう組織では「個」が何かに挑戦しやすいと思います。何かに挑戦することで、本人の“その気”が満たされ、その経験により成長が期待できる。確かにヒトが育ちそうです。

問題はその前。いかに“その気”を発動させるか。これらの風土的要因は、本人の“その気”を満たし、拡大させる、いわばイネイブラー的要素です。どんなことがあれば、“その気”が芽生えるでしょうか。

わたしは「ヒトからの刺激」だと思っています。“カッコイイ!”、“あんな人になりたい”、“”悔しい“、”このままではいけない“、”自分ももっと勉強しなければ・・・”。こうした刺激を与えるヒトがその組織の中にいるかどうか。それが本人の“その気”を発芽させるのではないかと考えます。

大きな仕事のアサインメント。これも“その気”に火をつける要因だと思います。昔から”役が人をつくる“と言われています。ただこれ役職ではなく「大きな仕事」ですね。肩書はあってもやることがやれないのでは火がつくどころか、精神的に追い込まれるだけですから。


“ヒトが育つ組織”の条件。もう少し探索してみたいと思っています。「朝学の会」でも議論します。


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とに気づきました・・・



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