夏と言えば、浴衣。ここ2年続けて浴衣を着る機会がありましたが、
今年は今のとこ予定なしです。
が、そろそろマイ浴衣とかマイはっぴかな、と思っていたところ、
大宮の商店街でお祭り用のはっぴを売っている老舗に遭遇。
しかも屋号が「つたや」。これは買わねば!と思ったのですが、
秘書のNさんと(期間限定)補佐のYさんの白い目に負けました。
(あるヒトの誕生プレゼントに買うことを口実に自分も買おうと思ったのですが、
あっさり却下!)
さて、今日のテーマは「待つ力」と「待たない力」です。
適切に待ち、適切に待たない、これができると、人間関係が良好になり、
かつ仕事が好回転していくなぁと思います。
まずは「待つ力」から。
これは、待ち合わせで時間に遅れたヒトをどれだけ待てるかとか、
行列ができるお店でどれだけ待てるか、ということではありません。
ちなみに、その待つ力だと私はまったく自信がありません。
そもそも、行列が苦手です。
誰かから頼まれた物をゲットするためとか、一緒にいるヒトが並びたい
ということでもなければ、まず並びません。(待てません。)
ここで言っている「待つ力」というのは発言するのを待つ力、
言いたいその気持ちを我慢する力です。
待つ力がない典型的な事例を3つほど。
【その1】
ある部下が外出中にその部下宛に荷電。電話の内容は顧客からのクレーム。
どうも、その部下の不始末らしい。そこで、何も知らない部下が帰社。
頭にきているリーダーが、その部下を呼びつけいきなり怒鳴る。
【その2】
仕事に集中している部下に、集中していることなどおかまいなしに
別の仕事のリクエストを出す。
【その3】
夜中に届いたメールにカッとなって、すぐさま激しい内容のメールを返す。
いずれも、自分以外のヒトの気持ちや立場への配慮がないために起こす行動です。
つまり、自己チューだということですね。
何故、自己チューになるのかというと、一つには余裕がないからです。
この余裕のなさは自信のなさに直結します。
自分がどう評価されるか、無能と思われないか心配なので、
相手の気持ちや立場を慮る余裕がなくなっているのです。
この結果として、自己チューになる・・・。
もう一つの自己チューになる理由は、単に尊大であるということ。
世界は私のために、という思考がなせる業です。
リーダーに待つ力がないと、このヒトとは一緒に仕事をしたくない、
と思わせることになります。
ほんのちょっと我慢できれば、それだけで周囲との関係性が
だいぶ変わるのですが。
次に「待たない力」。
実は知らずにこっちの力を欠いているヒトの方が多いのではないでしょうか。
例えばこんなこと。思い当たる節はありませんか。
【その1】
会議の中で不明事項が発生。次回までに調べておこう、とする。
→ 次回まで待たない。別の議論をしながら、すぐに調べる。
(会議中にフィードバックできるものはして、議論を前に進める)
【その2】
情報共有すべきことが発生。次の定例会で共有しようとする。
→ 次の定例会まで待たない。すぐにメールで共有。
特に関係が深いヒトには電話で通知。定例会を使って口頭で補足する。
【その3】
意思決定者との対話の中で「***をやろう」と合意したことを、
別の場で”正式に”GOサインが出るまで何もしない。
→ 別のGOサインを待たない。すぐに動く。
意思決定者の本気度は進捗を共有しながら確認する 。
勢いのある経営者は「待たない力」が強いです。
だから、「待たない力」が弱いスタッフの姿は怠慢に映っています。
「待たない力」を発揮できない、つまり、待ってしまうのは何故か。
おそらく、それは躊躇。
失敗が怖い、迷惑じゃないか・・・と気にし過ぎるのがその原因。
その根底には、自分が周囲からどのように評価されるか、という心配があります。
もちろん、それだけでなく単なる気の緩みも「待たない力」を抑制します。
今やれることを今やらないというのはこれですね。
待つ力不足の原因の「余裕のなさ」、待たない力不足の原因の「躊躇」、
いずれも評価に対する怖れが影響しています。
評価を気にして待つ力と待たない力が発揮できないとしたら、それは本末転倒。
結果として、評価も「?」になります。
自分の仕事ですから、ヒトの目を気にせず、自然体でいきましょう。
おまけ-1:個人的に応援している雅楽のコンサートのお知らせです。
http://kyowado.jp/katsudo.html
9月13日と日程はまだ少し先ですが、滅多にない企画なので
席が無くなるかもしれません。
僕も駆けつける予定ですが、関心のある方はお早めに添付のサイトから
お申し込みください。
おまけー2:先週は仙台にも出掛けておりました。
仙台では都市開発がどんどん進んでいます。
そのうち、東京へ1時間台で新幹線が走るらしいですし。ちょっと注目。
おまけー3:家の近くで狸が車にはねられていました。いるんですね。狸。