『上司の「当たり前」をやめなさい』
上司としての「当たり前」、それ時代錯誤かも…。
いま、多くの人が、“良き上司”であろうと日々奮闘し、かつて自分の上司だった人のやり方を、自分なりに改善して頑張っているのではないでしょうか。
しかし、残念ながら、部下からするとまったく尊敬できない行動や態度になってしまっているケースが多いようです。
尊敬できないくらいならまだマシなほうで、なかにはパワハラやモラハラと受け止められてしまうことも少なくありません。それが原因で会社を辞めてしまう部下もいます。多くは退職時に辞める本当の理由を言いませんから、その上司はいつまでたっても自分のやり方がまずいことに気づきません。上司が、時代錯誤になったやり方を繰り返すことで、いま組織はどんどん荒廃しているのです。
役職が上というだけで威張る上司や、自分の手柄のために部下を使う上司、自分に従順な部下ばかりを評価する上司が「ブラック」なことは、誰しもが頭ではわかっています。しかし、日々「当たり前」にやっていたことのなかに、実は部下にしてみれば、それはやめてほしいという事例がたくさん見受けられるのです。
本書『上司の「当たり前」をやめなさい』は、私がこれまでに遭遇した「当たり前」がずれてしまっている人たちとの対話録のようなものです。部下に人格があることを忘れている、部下の時間を奪ってしまう、言っていることとやっていることが違う、等々。自分自身の上司としての「当たり前」を疑ってみてください。
最近、管理職になりたくない、という若者が増えています。昇進・昇格したけれど、うまくいかずツラいことばかり。楽しくない仕事からは何も生まれません。リーダーたちが生き生きと働き、部下たちを啓発し、刺激し、新しい仕事がどんどん生まれてくる。-そんな組織にするために、まずは、「当たり前」をやめることです。
本書では、何を捨て、何を新たに始めるべきなのか、成功事例を紹介しながら新しい時代の上司のあり方を、ガイドしていきます。
著者紹介
柴田励司
1962年東京都生まれ。上智大学文学部英文学科卒業後、京王プラザホテル入社。
京王プラザ在籍中に、在オランダ大使館出向。その後京王プラザホテルに戻り、同社の人事改革に取り組む。1995年、組織・人材コンサルティングを専門とするマーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング(現マーサージャパン)に入社。
2000年、38歳で日本法人代表取締役社長に就任。組織に実行力をもたらすコンサルティング、次世代経営者層の発掘と育成に精通する。2007年、社長職を辞任し、キャドセンター代表取締役社長、デジタルスケープ(現イマジカデジタルスケープ)取締役会長、
デジタルハリウッド代表取締役社長、カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役COOなどを歴任。2010年7月より「働く時間」「学ぶ時間」をかけがえのないものにしたいという思いのもと、経営コンサルティング事業と人材育成事業
を柱とする㈱Indigo Blueを本格稼働。2015年11月より代表取締役会長に就任。
[ その他兼務職 ] 一般財団法人渡辺記念育成財団理事・事務局長 他
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