1028号「クリスマスの約束から企画者の矜持を学ぶ」(メールマガジン「人事の目」)

あけましておめでとうございます。
年末年始はいかがお過ごしでしたか?

年末年始は時が止まって、リセットされる感がありますね。いろいろな事があっても、新しい自分になって新しい年を迎えることができる。1年に一度のありがたい機会です。

年末年始に気になっていたドラマをいくつか観ました。その中でも役所広司さん主演の「Perfect days」は良かったです。役所さん演ずるトイレの清掃員の日常を描いた作品です。60歳超えの男性には特にお薦め。自分にとっての「幸せ」と何かを再考させられます。

映画は観たのですがドラマを見ていなかった「ミステリと言う勿れ」、これも良かったですね。フジテレビが一挙放送してくれたのでばーっと観ました。刑事コロンボが好きだった人は気に入ると思います。新時代の遠山の金さん、水戸黄門です。何を言ってるのか?と思う方はぜひご覧ください。

小田和正さんの「クリスマスの約束」第一部には勇気づけられました。小田和正さんが総勢21組34名のアーティストを招き、それぞれのアーティストの名曲22曲をリレー形式で合唱する「22分50秒」が披露されるまでのドキュメンタリーです。

“小田さんから声をかけられたから参加しているけれど、この企画は成立しないのでは?”という若いアーティストたちの言葉を正面から受け止め苦悩する小田さん。その後、アーティストたちが一体感を持ち始めた矢先に、今度はスタッフたちから疑義を呈され、またまた苦悩する小田さんの姿が描かれています。

これは2009年の話で当時、小田さんは62歳。いまの私と同い年です。スケールは全く異なりますが、ちょうど同じような状況に自分が置かれていたことから、自分を投影して観てしまいました。

企画は0から1を生み出すものです。ただ、企画そのものは目に見えません。形にして初めて周囲から理解されます。ただ、その形も企画者の想いや意図を100%実現したものにはなかなかなりません。そこに生みの苦しみがあります。一方、周囲は悪気なく(むしろより良い企画にしたいという想いから)いろいろ意見をするものです。

自分自身もまだ“できていない”という想いがある中でネガティブな意見を聞くと落ち込みます。時に腹立たしく思います。ただ、自分の企画への意見に全く耳を傾けなくなったら、企画者としては“おしまい”です。それは企画ではなく、自分のエゴになります。企画は誰かのためのものです。それが批判であっても、素直に受け入れる。そこに企画をより良いものにするための企画者としての執念が問われています。その執念を小田さんから改めて学びました。

さて、2025年。どうしますか?

私がお薦めするテーマは「自己投資」です。年齢関係ありません。自分を高めることに自分の時間を費やしましょう。

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2025年が自分史上最高の1年になりますように。
本年もよろしくお願いいたします。



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