873号「経験を言葉に ~”言(GEN)”」(メールマガジン「人事の目」より)

昨年、「言(GEN)」なる小冊子を作りました。

私が講義や講演の中でお話ししている言葉から50選び、山梨の書道家に入魂いただきました。それぞれの言葉に一言解説をつけて、文庫本サイズの冊子にしてみました。私が総合プロデュースするプログラムの卒塾者やご縁があった方々に差し上げています。

以下がその50選です。

1.  理と情のバランス
2.  ココロに静かな水面を
3.  今日と明日のバランス
4.  絶対時間比例の法則
5.  集団皿回しからの脱却
6.  わからないことを決める
7.  自分のココロに素直に動く
8.  経験に勝る学びなし
9.  あの人と一緒に働きたいと言われる人になる
10.  リーダーは素でやるものではない
11.  ヒト、ヒト、ヒト
12.  誰かにとっての合理は誰かにとっての不合理
13.  自分の進退は自分で決める
14.  マイナスをゼロにするのと、ゼロをプラスにするのは違う
15.  動かそうと思ったら、まずは聞け
16.  伝わらなければ始まらない
17.  I care about you
18.  顔、声、間を使え
19.  自分以外はすべて”師”
20.  執着<執念
21.  疲労と疲弊は違う
22.  抵抗勢力には事情がある
23.  デキない人はいない
24.  リーダーは飲み会の幹事
25.  可視化
26.  組織力>個人の技量
27.  異見を問え
28.  体験価値
29.  迷ったらやってみる(人の採用は別)
30.  適応進化>持続
31.  遠心力を効かせよ
32.  抽象と具体を極めよ
33.  家庭の一大事は仕事に勝る
34.  偉ぶらないが胸を張る
35.  待つ
36.  渡ってきた橋を燃やすな
37.  ”戦略的えこひいき”と”エゴひいき”は違う
38.  集団的思考の罠にはまるな
39.  信頼の建設
40.  余計な一言
41.  二流を極めない
42.  疑似経験力
43.  肩書で呼ぶな
44.  メモはPCでとれ
45.  何故を問え
46.  誰のためか
47.  そのこだわりが育成を妨げる
48.  過信
49.  今の姿を見よ
50.  笑顔

休暇で滞在したハレクラニ沖縄でこの「言(GEN)」を使った勉強会を開催いただいているとお聞きし、急きょ対話会を開催しました。今年の5月にご縁があったハレクラニの幹部の方に差し上げたところ、気に入っていただき、管理職全員分ご購入いただいておりました。「言(GEN)」の言葉から各参加者がイメージを膨らませて勉強会をしているとのこと。そういう活用の仕方もあるのだと感心しました。素晴らしいです。

対話会ではわかりにくかった言葉を挙げてもらい、その解説をしました。いくつかありましたが、特に“マイナスをゼロにするのと、ゼロをプラスにするのは違う”がわかりにくかったようです。

これは企業再生の経験からの言葉です。企業の再生、再建のファーストステップは「収支バランスの改善」と「そのための選択と集中」です。進め方は「(年齢、肩書に関係なく適切な)ヒトを信じ、(その)ヒトを活かす」です。これはどの業界でも共通で、その業界の専門性がなくてもできます。経営の専門性と運があればできます。収支均衡したのちにその企業を新たな成長カーブに乗せるならば、事業そのものへの愛、経験、専門性が必要です。これがないとゼロをプラスに転ずるのは難しいと思います。そのことを言葉にしたものです。

私の経験からの学びを言葉にすることで、その学びを共有できると考え冊子にしましたが、言葉からイメージすることで各人の文脈から疑似経験できる。そのことを教えてもらいました。ハレクラニ沖縄のみなさま、ありがとうございました。

同じような勉強会をやってみようということで、「言(GEN)」をご希望の方はこのメールの返信でお知らせください。(1部500円ですが、郵送の手間等がありまして、ごめんなさい。10冊以上でのお申込みとさせてください。)


2021年もあと数日ですね。本年も「人事の目」をお読みいただき、ありがとうございました。2022年が皆さまにとって良い年になりますように。



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