今年の新入社員はたいへんです。コロナ禍で入社式から現在に至るまで、
“聞いてた話しと違う”展開になっていますよね。例年やっていた集合研修はすべて中止。
最低限必要なことをオンラインで教育し、その後配属。あとは各部署に任せている
という会社が多いように聞きます。任された部署も会社全体が「在宅勤務」なので、
これまでのようにOJTで教えることもできず。入社はしたけれど、不稼働。
そんな新人が多いように思います。
2週間ほど前に、新社会人数名とオンラインで話す機会がありましたが、全員“失業”
状態でした。もっとも各社とも、コロナと付き合いながら仕事をする体制が整いつつ
ありますから、新人とはいえ、いつまでも“失業”状態ではないと思いますが。
この失われた3か月をどうキャッチアップさせるか。人材育成上の緊急課題の一つだと思います。
「基本的なビジネススキル、マナー」
「業務遂行上必要な知識、スキル」
「社内ネットワーク」
会社で仕事をしていくための“三種の神器”です。今回のこの3か月で最もダメージを
受けているのは、言うまでもなく「社内ネットワーク」づくりですね。3か月経過したが、
所属部署の限定的な人としか接点をもてていない、という新人が多いと思われます。
この状況を短期間に改善するための企画を考えてみました。
若者を意識したRGP的プログラムです。
新人それぞれにミッションを与えます。
「社内のキーパーソンたちと面談し、そこで得た“学び”を1枚のパワポにまとめよ」。
キーパーソンは「先輩」「課長」「部長」「役員」とグレードアップしていきます。
・キーパーソンたちは多忙なので、面談に割ける時間、回数には限りがあります
(つまり、新人たちは複数名でチームを組んでアポを取る必要があります)
・キーパーソンとの面談が終了する度に、チームごとに「学び」をパワポにまとめて、
事務局に送ります
・事務局はその「パワポ」の内容を評価し、30ポイント、20ポイント、10ポイント、
5ポイント、0ポイントの得点を与えます(“学び”の的確さが評価基準)
・その得点を参加メンバー数で按分し、個人の得点とします
・「課長」に会うためには20ポイントを事務局に上納する必要があります
・「課長」に会った後の学びの得点は「先輩」の倍になります
・「部長」に会うためには30ポイント、「役員」には50ポイントを上納する必要があります
・「部長」との面談の後の学びからの得点は先輩の3倍、「役員」は4倍となります。
・一方、「部長」「役員」との学びの評価の最低点は0ポイントではなく、それぞれ
マイナス10ポイント、20ポイントとなります
・一定期間終了後、個人別の得点ランキングを確定させます
・第一位は「社長」との面談に臨めます
・この全プロセスを3か月程度で行います
・面談はリアル面談でなくともOK。リモート面談もありとします。
3か月こんなことで新人たちが動くことで会社の中も活性化すること間違いなし。
やってみたいと思われた方はご連絡ください。
おまけ―1:六本木アカデミーヒルズ主催『上司の「当たり前」をやめなさい』
発刊記念オンラインセミナー(6月29日(月)の19時から20時半。Zoomにて)
まだ、受付中です。
オンラインセミナーでどこまでいろいろなことができるか実験してみようと思っています。
https://eventregist.com/e/Qs5zy6O32vtc
おまけー2:紫陽花はいいですね。ホッとします。
おまけー3:“ふーちゃん”というふ菓子がなにげにうまいです。
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