Vol.694 「人材育成の場としての学校力を強化すべし」(メールマガジン「人事の目」より)

GWの直前に鳥取に日帰りで出かけてきました。鳥取県の全県の小学校の校長会での記念講演でした。鳥取の校長先生たちにお話しするのはこれで3年連続3回目。
中には柴田の話を聞くのは3度目という方も複数いらっしゃいましたが、毎回新しい気づきがあると仰っていただき恐縮しました。

こうやって呼んでいただけるのは嬉しいものです。2002年につくばの教員研修センターで初めて特別講義をさせていただいて以来、16年になります。これが本業ではないので、スケジュール次第でお受けしていますが、毎年10回から15回くらい全国どこかの教員研修センターで講演しています。

私は学校が大好きでした。いろいろなことを体験できましたし、自分の人生に影響を与えてくれた先生たちとの出会いもありました。今の自分の基礎を形成したのは間違いなく「学校生活」です。その学校が全国的に苦しんでいる。特に地方の公立学校の現場が苦しんでいることを知るにつけ、なんとかできないものかといつも思います。自分がお話することが、教員のみなさんたちのお役に立てるなら何処へでも行くという想いでやっています。

「学校」は日本で最も大事な場所だと思います。人材に勝る資産はありません。
政府はもっともっと「学校」に投資すべきだと思います。教育無償化はよい施策と思います。しかしこれは貧困対策の一環です。教育の現場が超長時間労働であるとして、学校の職場環境改善の動きが出ているのも良いことです。ただ、部活制限などによる残業時間の規制で現状を改善できるとは思えません。

注ぐべき力点は「人材育成の場としての学校力の強化」です。このための教育の現場への投資がもっと必要です。具体的には、教員スタッフの数を増やすこと、そのために教員と学校をめぐる規制を緩和すること、教員の報酬を上げること、研修などの機会を増やすこと、新しい設備やツールの導入です。

全国的に教員は50代後半と20代にボリュームゾーンがあり、40代の中堅が劇的に少ないのが実態です。この年齢格差が経験格差、世代による意識の格差を生み、学校運営を難しくしています。また、小学校では、先生の学歴や年齢を聞き、はなから教員を“下に見ている”親が散見されることも先生方のストレス要因になっています。若い教員の“うつ”は他産業と比べても多い方だと思います。

先生が輝いていない学校は子供にしてみると楽しくありません。先生みたいになりたい、自分のことを先生はよくわかってくれる。子供たちは、その先生に認めてほしいという想いがエンジンとなり、自ら勉強し、自分を律し、一生懸命にさまざまな活動に取り組むはずです。学校はそう子供たちが思うような先生の集団であってほしいじゃないですか。このためには教員の心と技量をもっと鍛える必要があります。さらにはもっともっと優秀な人材が教職の道を選ぶような環境整備が必要です。呼ばれる限り講演活動は続けていくつもりですが、こういうワンショット以外のことでも何かできないか、考えてみたいと思っています。

おまけー1:5月3日の「アメトーク」江頭2:50の特集面白かったですね。
いろいろな意味でこの芸人は尊敬に値すると思います。

おまけー2:目薬で髪が生えるという話を聞き、誰かで実験してみたい衝動にかられる毎日です。

おまけー3:5月1日の「おはBiz」カイシャインのおきて「企画・提案を上手に通すコツ」です。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/2018_0501.html

※本記事はメルマガ「人事の目」で配信されています。
メルマガ登録(無料)はこちら

関連記事一覧

PAGE TOP