948号「自分を楽しく律する」(メールマガジン「人事の目」)

「セイコー プロスペックス」のCMいいですね。大谷翔平選手がプレイヤーとしての人生を終えるその日まで、自分が一体どこまで上手くなれるのか、その挑戦の時間を楽しみたいと語る内容です。大谷選手については試合で良いパフォーマンスをするために、食事から何からすべての生活をコントロールしていることがよく報道されています。彼は自分を高い次元で律しているのだと思います。

“自分を律する”とは、望む状態になるために自分自身をコントロールすること。 感情や衝動に流されずに、あるべき姿に向けて行動していくことです。充実した人生を送ろうと思うなら、自分を律する。プロスポーツ選手に限らず、すべての人にとっての大原則だと思います。しかも、それを楽しめる。素晴らしいです。

自分の律し方です。自分はどういう状態でありたいのか。忘れがちなことですが、まずはここからです。良い状態の自分の姿をイメージしましょう。次にその姿になる、またはその姿を維持するために何をすべきかを考えましょう。大事なことはその“すべきこと”をするための時間を確保することです。あとは、確保した時間の中で“すべきこと”をやる。これだけです。

この時間の確保ですが、意識的にやらないと全くできなくなってしまいます。上司が・・・、クライアントが・・・、家族が・・・、思い通りに時間が使えなくなる要因はいくらでもあります。しかし、これ、自分の意思次第でどうにかなります。私のお薦めは「朝型」にすることです。早朝の時間を自分の時間にするのです。さすがに上司もクライアントも家族も早朝は邪魔しないはずです。早朝にまとまった仕事を集中してやっています。ジョギング、ストレッチ、筋トレといったトレーニングの時間もこの中で確保しています。

そうなると当然ですが、夜は早めに寝ないと睡眠時間が確保できません。いきおい夜の付き合い(遊び)はあきらめることになります。

私は3年前にこれに気づき、4時台起床に生活を変えました。夜の会食も週2回程度、しかも開始時刻を5時半から6時半にすることにしました。映画のレイトショーなどはあきらめました。もっと早くからこのスタイルにしておけばよかったと思っています。

誰もがいつか死にます。ありたい姿のままで一生を終えるか、それとも不本意な日々の中で終えるか、これは自分次第なのです。私は前者でいきたいです。なので、そのために自分を律していこうと思ったのです。

これを修行僧のようにやるのではなく、楽しんでやる。大谷選手の教えです。楽しんでやってるか?と問われると、私はまだその域には達しておりませんが、少なくとも辛くはありません。ただ、早朝にその日のスケジュールを良い状態でこなす準備ができているので、仕事に追われることはありません。コントロールできているので精神的には安定します。

そうはいっても疲れるときはあります。疲れている状態で無理に自分を律していこうとすると誰でも辛くなります。そういうときには休むのです。スケジュールを変更して、睡眠をとる、うまいものを食べる、映画演劇を見る、旅行に行く、自分をリフレッシュすることに時間を費やします。自分を律して休みをいれるのです。

先日、念願の小田和正さんのコンサートに出かけてきました。75歳の小田さんの変わらないハイトーンボイスに大いに刺激を受けました。彼も自分を高い次元で律しています。自分はまだまだだと思いました。


おまけー1:小田さんのコンサートでは、一見すごく地味目な方がイントロがかかった途端にノリノリになるのが印象的でした。(一人で来ている人も多い。)

おまけー2:そろそろ虫よけスプレーが必要な季節になってきました。
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