詩人・加島祥造さんの詩集『求めない』。この本に綴られた言葉に、思わずハッとさせられます。
「求めない――すると心が広くなる」
「求めない――すると恐怖感が消えてゆく」
「求めない――するとひととの調和が起こる」
「求めない――すると待つことを知るようになる」
「求めない――すると……」という一節が繰り返されるこの詩集は、読むたびに自分の内側を見つめ直すきっかけをくれます。
なぜ私たちは、すでに十分に満たされているのに、なおも何かを求めてしまうのでしょうか。
ほんの少し「求める」ことをやめてみるだけで、生きることが驚くほど軽くなり、日々が楽しくなり、思いがけない可能性が開けるかもしれません。(書評から抜粋)
たとえば、お腹が空いているわけでもないのにお菓子に手を伸ばしたり、疲れているのに休まずに働き続けたり。私たちは「身体の欲求」ではなく、「頭の欲求」に従って行動してしまうことがあります。加島さんの言葉は、「頭で求めることをやめ、身体の声に従ってみよう」というメッセージとしても受け取れます。
確かに、空腹でもないのに食べ続けたり、休まずに頑張りすぎたりすれば、体調を崩したり、メタボになったりするのは当然のこと。身体の声に耳を傾けること――それこそが健康管理の基本だと思います。
身体の声を無視し続けると、やがて「体調不良」を越えて「病気」として現れることもあります。そう考えると、身体の声に従うことは、単なる生活習慣の問題ではなく、「生き方そのもの」に関わることなのかもしれません。
日本には古くから「厄年」という考えがあります。男性では数え年で25歳・42歳・61歳、女性では19歳・33歳・37歳が本厄とされています。これは「人生の節目」「災厄が起こりやすい年」として意識されてきましたが、現代的な見方をすれば、ホルモンバランスや代謝、体力の変化が重なる年齢でもあります。
つまり厄年とは、身体の変化を感じ取り、無理をせず「身体の声に素直に従うべき時期」なのだと思います。
もし最近、体が何かを訴えているように感じたら、それは「生体リズム」が乱れているサインかもしれません。
生体リズムとは、生理的・科学的に裏づけられた体内のリズムのこと。このリズムが乱れると、心身の不調として表れてきます。
私が社外取締役を務めている再春館製薬所では、この「生体リズム」を可視化し、自分の状態を確認できる診断ツールを開発しました。
関心のある方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
▼生体リズムWeb診断
https://my-rhythm.saishunkan.co.jp/
早速私もやってみました。結果は
コロナ禍後、朝型に変え、ルーティンを意識してきたことが幸いしているようです。この状態を維持していこうと思いました。みなさんもぜひ!
おまけー1:お菓子の「ひよこ」。これ福岡県発祥だったのですね。知らなかったです。
おまけー2:「ひよこ」をどこから食べるかで性格がわかるという説があります。
頭から食べる人:楽天的で明るく、前向きな行動派。
おなかから食べる人:積極的で、腹を割って付き合えるタイプ。
おしりから食べる人:用心深く慎重派で、ロマンチスト。
私は一口派です。(あとでむせます。)
おまけー3:「ひよこの恋」という商品を大分空港で発見。なぜ、これが恋なのか?
そもそも、ひよこは恋するのか?と思わせる商品です。(味は◎)
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