899号「経験を言葉に」(メールマガジン「人事の目」より)

PHAZEリカレントに「経験を言葉に」というプログラムがあります。PHAZEリカレントとはポータブルスキルの磨き直し、心の持ちようのリセットを目的とした3か月の朝活です。私が総合プロデュースしています。主としてアラフィフ以上の方が対象。昨年4月に開講し、これまでに約120名の方が参加。現在5期生が最後の週に突入するところです。

「経験を言葉に」では、受講者一人一人がこれまでの自分の生きざまを15分程度にまとめて話します。社内研修などで先輩社員として経験談を語る機会もあるでしょうが、自分の経験談を他者に話すことはなかなかありませんよね。しかも、同じ社内の人に話すのと、一般の場で話すのではだいぶ違います。

PHAZEリカレント参加者のバックグラウンドは様々です。ふつうのサラリーマン、自営者、オーナー経営者、上場企業の社長、役員、国家公務員、看護士、公立学校の副校長、フリーランスなどなど。年齢も40歳くらいから65歳くらいまで。学び直しをしようという意思がある点だけが共通。あとはバラバラです。転職経験がない人、仕事人間の人はここで気づきます。自分の人生=会社になっていないか、自分軸は何か、と。

これが心のもちようのリセットにつながります。

経験談を聞いた同期生たちは、それぞれに感じたこと、Take awayを48時間以内に発表者にフィードバックします。多くの発表者がこのフィードバックについては「宝物」と話しています。わかります。このフィードバックは自分のこれまでの人生に対する「拍手」になりますので。

プログラムの最終回は私が発表者となります。私の回は「経験を言葉に」ではなく「言葉を経験に」です。過去の経験を言葉にするというよりも、これからのことを言葉にする、という趣旨です。過去5回やりましたが、毎回そのときの想いが反映されますね。

私は雇われ経営者という仕事を辞してからは、自由人として生きています。“社長”というオファーはその後受けていません。個人として、自分がやりたいこと、共感すること、この人(たち)のために力になりたいと思ったことに時間を使っています。当初そう思ったが実態として違うと感じた場合にはいさぎよく止めてきました。そうは言うものの、毎年やっていることが増殖し、さすがにそろそろ”選択“しないといけない状況になってしまいました。

自由人を5年ほどやったので、これからは自由人パート2。関わる案件を絞っていこうと思っていることを話しました。私の「心の声」ですね。”利害関係がない“コミュニティだから素直な気持ちを話せるのだろうと思います。

このコミュニティがPHAZEリカレントの付加価値になりました。「経験を言葉に」の共有があるせいか、オンラインの学びの場にもかかわらず、終了後もPHAZEリカレントのコミュニティが続いています。(来週あたりのYoutubeでその模様もご紹介します。)アラフィフという人生の折り返し地点で、会社や所属団体とは関係がないコミュニティに参加することになるのは学び以上の価値があると実感しました。これは当初想定していなかったことでしたが。

そのPHAZEリカレントの6期が7月13日開講です。まだ若干名残席があります。最後の説明会を6月28日(火)の朝7時から行います。アラフィフ以上のみなさん、ぜひ!(時間は創るもの)

https://phaze.jp/recurrent/isession/


おまけー1:“オビ=ワン・ケノービ”を見た過ぎてDisney+に加入しました。なんと、ドクターストレンジの最新作ももう見られるのです!このコンテンツ力にやられています。

おまけー2:”May the force be with you”と言ったところ、“ん?馬がどうしたって?”という人あり。

 

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