Vol.805「いまこそ、インプットを新たに」(メールマガジン「人事の目」より)

コロナ禍。収まるどころか拡大しつつありますね。一部地域では再度の自粛要請もあり。
やはり、耐えるだけでは持ちません。 “従来の会社のあり方、働き方”からの進化が
必要です。

このテーマを突きつけられているのは現職の経営チーム。腹決めし、これまでやったことが
ないことに着手できるかどうか、強いリーダーシップを発揮できるかどうか。ここ3か月、
従来のビジネスのあり方を見直さざるを得ない企業の方々とのディスカッションを重ねて、
そう確信しました。それが自社の「明日の存亡」を決めます。

そもそも、経営チームのミッションは「今日と明日のバランス」を意識しながら、会社を
成長させることです。ただ、目の前の課題(今日)しか見ていないと未来(明日)の課題
への対処が後手に回ります。崇高なビジョンを掲げ未来のことばかり考えていると、足元(
実行体制)がついていきません。

現職世代はもとより「今日」に責任がありますので、どうしても「今日」寄りの思考に
なります。未来(明日)づくりというよりも、現状を守る戦略に傾斜しがちです。
コロナ禍対応は未来志向でやらないといけません。“できないことの穴埋め”策ばかりになり
、動きがとれなくなります。そこで、「今日」の呪縛がない次世代を担う若手に対応策を
検討提案させている企業が多いようですが、要(かなめ)は提案の後です。大胆な提案を
現職世代が決断し、実行できるか、ここです。

経営チームの仕事は「わからないことを決めること」です。どうなるかはやってみないと
わかりません。従来の意識からすると“ありえない”ことであっても、やるという
(或いは止めるという)選択肢がでてくるかもしれません。なにしろ、前提となる環境が
変わっています。未来のためにやるべきことはやる、この意識が大事です。

わからないことを決めるには、問題に対する「感度」が高くないとできません、
感度が鈍っていると、たくさんの意見を聞き過ぎ、動けなくなります。かつて
遭遇したことがない問題に対する「感度」を高めましょう。これまでの経験値や
知識をリセットし、インプットを新たにしましょう。

役員クラスになりますと、多くの場合インプットは終わりです。これまでは
それでもよかったのですが、今は違います。組織に影響力のある人こそ、“
学び直し”が求められています。しかも緊急に。

ということで、緊急特別プログラムを開催することにしました。元NTTドコモの
代表取締役副社長の辻村清行さんにもご出講いただき、以下の日程でオンラインに
よるプログラムを行うことにしました。Indigo Blue社長の寺川も出講します。
対象は役員、本部長クラスの方限定です。レクチャーというよりも問題提起からの
議論と言う展開をイメージしています。(私は全会のモデレーターを務めます。)

8月25日(火)18時から19時半 「With/after コロナの時代について」
9月1日(火)18時から19時半 「プラットフォームビジネスのこれから」
9月8日(火)18時から19時半 「イノベーショントレンドと日本の対応」
9月16日(水)18時から19時半 新しい組織・人事マネジメントについて(問題提起)
9月23日(水)18時から19時半 新しい組織・人事マネジメントについて (方向性議論)

9月29日・30日・10月1日・5日 オンラインによる体験型ケーススタディの受講
10月9日(金)午後 閉講式・ネットワーキング

(詳しくはこちら)
https://indigoblue.co.jp/lp/aep/
(ちょっとした使命感からこのプログラムを企画しました。)


おまけー1:某公共トイレの個室に入ったところ、トイレットペーパーが散乱。
誰かの悪戯と思われます。しかし、私が出ると次の人から、“あの人がやったんだ”と
確実に思われてしまう。うー、どうする・・・。
(私がキレイに片づければよい。これが解決法でした。)

おまけー2:タクシーで座席になぜか1000円札が。“すいません。1000円落ちてますけど”
“それ、お客さんのですよ。さっき確認してますんで。”
“いや、いま乗って気づいたから”
“お客さんのですよ” (どうする・・・)

おまけー3:とある場所に急いでいたら、瀕死のおにやんまに遭遇。
このままだと踏まれてしまうので、道の端へ。更に進むと、瀕死のアブラゼミに遭遇。
同じく道の端に。次は何が来るか。(遅刻させるための仕掛けか。)


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