854号「~だからできないじゃない。~だからこそできる」(メールマガジン「人事の目」より)

「障がいを能力に変えたんです。視覚障がいだからこそ、できることがあります。」

ダイアログ・イン・ザ・ダーク日本代表、志村真介さんにPHAZEリカレントの講話シャワーにご登壇いただきました。ダイアログ・イン・ザ・ダークは純度100%の暗闇の中で、対話の大切さ、五感の豊かさを感じることができる「ソーシャルエンターテイメント」です。ここでは視覚障がい者たちがアテンドとして活躍しています。私も何度か体験していますが、暗闇の中ではアテンドの助けなしには何もできません。日常的に暗闇の中にいる視覚障がい者だからこその導きに助けられます。

過去に志村さんから何度もお聞きしている言葉ですが、お聞きする度にハッとし、反省します。

わたしたちは、周囲の人の“できないこと”を指摘するのが得意です。“・・・ができない”、“いつも・・・だ”。そこが気になるので注意を繰り返し、ネガティブなレッテルを貼りがちです。

特に上の立場(上司であったり、教師であったり、親であったり)にいると、何度も指摘して自信を喪失させていませんか?自分と同じやり方、自分が納得できる結果を求めすぎていませんか?

“できない”と指摘され続けると誰でも消極的になります。指摘されないようにしようという意識が先行して、自ら動くことが怖くなります。指示待ちの人間が多いという不満をよく聞きますが、指示待ちにしているのは、むしろ上の立場の人間の接し方ではないかと思います。

誰にでも苦手なこと、うまくできないことはあります。そうではなく、“・・・だからこそできる”こと、これを探して、そこにスポットライトを当てる。志村さんのお話しはそんな接し方を心がけるべきだと気づかせてくれます。

仕事ぶりが気になっている人の名前を書いてみてください。その人の欠けている点を書き出してみてください。すらすら書けると思います。次に“その人だからこそできる”ことを書き出してみてください。なかなか思いつかないかもしれませんが、よく考えてみてください。“何か”あるはずです。

今度はその“何か”を当人に伝えてみてください。顔を合わせるたびに伝えてみてください。その人との関係性が変わってくるはずです。その上で“できていないこと”を伝えます。

“できていない”ことの伝え方にもやり方があります。ポジティブな表現で伝えてもらうことで、素直に聞けるものです。攻撃的に伝えられると、その攻撃を防御しようという意識が働き、改善してほしいというメッセージが半減してしまいます。(伝わらなくなります。)

私が社会人1年目のことです。ある日、上司からこう言われました。

「柴田は何事にも一生懸命なんだな。」 当時、ホテルの宴会サービスで働いていた私は“配膳会の誰々がどうの”、“予約の入れ方がどうの”、“調理場がどうの”と文句ばかり言っていました。そこを諭してくれたのが“、何事にも一生懸命なんだな”という言葉でした。「文句ばかり言うな!」と一喝することもできたはず。当時の上司Mさんは違いました。私の問題意識をポジティブに表現してくれました。

「柴田は何事にも一生懸命なんだな。・・・ただな、みんながみんなそうじゃないし、思ったようにやれないときもあるからな。」 いたずらに文句を言うのは止めようと思いました。

伝えるときの表情や話し方も重要です。人は言葉以外の要素から“真のメッセージ”を受け取るものです。
ちなみに、過去に大好評でした「表情で語る」オンライン講座を8月20日(金)の17時から18時の枠で開催します。未受講の方はぜひ、以下よりお申込みください。

https://eventregist.com/e/BmZmKihvbfmJ


おまけー1:「アラフィフ以上の学び直し」PHAZEリカレント3期の申し込みを開始します。開始にあたり、以下の日程でオンライン説明会を開催します。

8月27日(金)午後6時から1時間
9月04日(土)午前11時から1時間
9月29日(水)午前7時から1時間

https://phaze.jp/recurrent/isession/

おまけー2:あと7か月で還暦なので、自分プロジェクト“GH”を始めることにしました。

 

 

 

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