976号「2024年、本当の自分と向き合う」(メールマガジン「人事の目」)

2023年お疲れ様でした。

今年はどんな1年でしたか?

私は今年も「自分史上最高の1年」を更新しました!もちろん、がっかりしたこと、腹を立てたこと、悲しかったこと、失敗したことはありました。それでもトータルで考えると「自分史上最高の1年」だったと思います。「最高の1年」の定義はシンプルです。“自分が「最高」だと思えたかどうか”です。私が「最高の1年」と思えているのは、間違いなく家族、友人、お世話になりました皆様のおかげです。ありがとうございます。2024年も自分史上最高の1年を更新したいと思っています。

さて、IndigoBlueからのクリスマスのご挨拶にこう書きました。

「世の中がどう変わろうと“こころのもちよう”次第だと思います。
“こころ”さえ揺るがなければどうにかなるものです。」

そうなのです。自分の人生を良くするも悪くするも、“こころのもちよう”次第です。

周囲から高く評価されている人、抜擢された人、事業が成功した人・・・、いわゆる“成功した人”は要注意です。特に成功するまで我慢してきた人、人知れず努力を積み重ねてきた人は、“成功”したことにより、本来の自分を見失いがちです。

“こんなにやってきたんだから、自分だけは許される”。この考えが心のどこかに棲みつき、自己欺瞞が頭を持ち上げます。ちなみに自己欺瞞とは“自分で自分の心をあざむくこと”です。

自己欺瞞はそれまで考えられなかったような行動をとらせます。不正、詐称、倫理的に問題ある行動・・・、それでいて咎められないとなると、わが世の春を謳歌する状態になります。自己欺瞞はどんどん大きくなります。しかし、いずれその応報が必ずあります。わが世の春が長ければ長いほど、その応報は強烈です。

パーティ券問題で自民党の実力者たちが追及されています。何度かお会いしてお話した方もいます。謙虚で勉強熱心な方でした。報道されていることがどこまで真実かわかりませんが、あの方でも・・・と少なからずショックを受けました。“応報”ですね。

自己欺瞞に侵されないためには本当の自分と向き合うこと、これが唯一絶対の方策だと思います。リーダーを目指す人、多くの人に影響を与える人に必要なことは、この“本当の自分、つまりエゴと向き合うこと”だと思います。

エゴについて、かの田坂広志さんはこう解説しています。

見栄、虚栄心、不信感、猜疑心、嫌悪感、憎悪、不満、恨み、妬み、嫉み、軽蔑、敵意といった「否定的な感情」は、すべて、心の中の「エゴ」が生み出しているもの。ただし、このエゴを抑圧してはいけない。静かに見つめ、大きく育てよ。自分だけのエゴを多くの人や社会を巻き込んだエゴに成長させよ。

非常に示唆に富んだ言葉です。

2024年、まずは本当の自分に向き合うところからやってみませんか。
良いお年をお迎えください。


おまけー1:2024年の元日は、暦の上でもっとも縁起がよいとされる天赦日であると聞きました。(初めて聞きました!)何かを始めるのに最高の日だそうです。財布を切り替えると言っている人もいますが、私はあれ(ARE)をします!

おまけー2:アラフォー以上の学び直し、「PHAZEリカレント11期の申し込み」を天赦日の1月1日にすると、学び直しパワーが全開になること間違いなし!
https://phaze.jp/r_entry/

おまけー3:2024年中に「人事の目が1000号」に到達します。1月1日に特別講演会みたいなものを企画したいと思っています。その際はよろしくお願いいたします。

 

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