Vol.760「優秀な日本人社員と同様に」(メールマガジン「人事の目」より)

The Third Way Forum。日本で働く外国人のコミュニティです。立ち上げて1年経ちました。

この1年、参加したのべ170名の日本で働く外国人たちの声を聞いてきました。

「もっと責任ある仕事をさせてほしい」「英語が通じない」「自分の時間を無駄にしている
気がする」 日本で働く外国人社員の代表的な不満です。一方でグローバル化を標榜する
日本企業の本社が全くグローバル化していません。この状況を変える一助となりたい。
そう思い声を上げました。

2005年ころにバンコクで開催したHRラウンドテーブルで東南アジアの日系企業の現地法人に
務めるローカル社員たちから同じ不満を聞きました。あれから14年。変わっていません。

先日、英国のHSBCが発表した2019のExpat Surveyの結果をBusiness insider Japanが
取りまとめてくれています。状況は変わっておりません。仕事部門で日本は33か国中30位
という評価です。なんとかしたいものです。

The Third Wayと名づけたのは、外国人社員に対して「日本流に染まれ」(1st Way)
ということでもなく、また「欧米流を導入する(2nd Way)」でもない第三の運営方法を
見極めたいと思っているからです。

日本企業が“優秀な外国人社員を優秀な日本人社員同様に活用する”ために何をすべきか?
「優秀な日本人社員同様に」。これが私の問題意識の根幹です。

このためには、まず事業部門の責任者、人事が優秀な外国人社員について知らなければ
なりません。どこに誰がいるのか、どう優秀なのか。これらを知らないと話になりません。
グローバルな人事データベースの構築と対象者との対話の積み重ね。これがインフラになります。

そもそも“優秀な外国人社員”が自社の現地法人にいなければ始まりません。そうなると、
”優秀な外国人社員“のA&R(獲得と離職対策)。これが大前提となります。ところが、
優秀な外国人社員候補たちの多くは日本企業を「働く場」として選ばない。これが現実です。
優秀な外国人社員が日本企業を働く場として選ぶようになるには、The Third Wayが必要なのです。

The Third Way、概念的には日本人にとっても外国人にとっても良い働く環境のことです。
具体的に何をどうするか。ここがポイントです。日本人の英語によるコミュニケーション力が
突然改善されるわけはありません。現状を前提として何ができるか、です。

柴田の提案は次の通りです。

日本人で優秀な社員は若いうちから海外の現地法人で働く経験を積みます。
これと同じく、現地法人の優秀な社員を若いうちからその国以外の(日本を含む)
法人で勤務させる。特に本社には意識的に外国人社員を置く。

(すぐには出来ないでしょうが)外国人比率15%をターゲットにします。
本社への配置は人事部門から始めます。

イントラネットなどへの社内コミュニケーションを日英にしようとすると負担が増えます。
そこは翻訳アプリ(精度はそのうち追いつきます)を活用します。

その他には礼拝の場所の確保、宗教上の食事制限には配慮をする、などなど・・・

どういうやり方をすれば最も労が少なくThe Third Wayが実現するか。
これが2年目のThe Third Way Forumのメインテーマです。これから議論を重ねていきます。

前にも書きましたが、自社の幹部との対話を希望される方はお知らせください。
アレンジします。(研修の一環でもOKです。)

(7月1日に開催したThe Third Way Forumの第3回全体会合の様子です。)
https://www.youtube.com/watch?v=FlBw2MJf99c&t=5s


おまけー1:ネッシーが「巨大うなぎ」らしいとの結論。ツチノコはアオジタトカゲ、
ヒマラヤの雪男は熊・・・。残っているメジャーなUMAは「中国の野人」くらいになりました・・・。
しかし、ショックです。

おまけー2:関ジャニの錦戸くんがジャニーズ退所でショックを受けている人に「あほか」と
言ったところ、「ネッシーがうなぎでショックだって? “あほか”」と返されました。
(関心がない人にとっては同じレベルということ。)

 

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